2019年3月期におけるITサービス市場の動向は、デジタルトランスフォーメーション(*1)をキーワードに、様々な分野でビジネスにおける競争力や優位性を高めるための投資が活発であったうえ、働き方改革への取り組みの為の生向上を目的とした投資も加わって、IT投資は総じて伸長傾向となりました。そのような状況下、当社グループは既存事業で安定的な収益を上げ、その利益を新規事業への先行投資に充てる基本方針を継続しました。この方針のもと当期の事業計画としては、今後の事業拡大のための「ビジネスモデルの転換」と「積極的投資」を掲げました。重点戦略としては、AI・ロボティックスを積極的に活用するデジタルトランスフォーメーション分野、ライフイエンス分野、グローバルビジネス分野における「規模(質的・面的)の拡大」に向けて、取り組んでまいりました。
デジタルトランスフォーメーション分野においては、サービス開発・プロモーション活動に対して積極的に投資を行い、また更なるサービス拡充のためにエンジニアの採用と育成に対しても投資を行いました。このような投資活動により、JXTGエネルギー様案件をはじめとした大型案件の受注に成功するなどの成果を得ました。
ライフサイエンス分野においては、前期より取り組みを開始した海外医療機器メーカの日本市場参入をサポートする「薬機法対応パッケージサービス(薬機法対応ワンストップサービス)」に対する海外医療機器メーカからの引き合いや、既存顧客のからの業務拡大ニーズが強いことから、オフィスエリアを拡張するとともに、エンジニア
の採用・育成にも注力致しました。その結果、薬機法対応ワンストップサービスの受注数が増加いたしました。
グローバルビジネス分野においては、インドでの事業展開を図るために、デリーに拠点設置の準備を進めました。(デリー支店は2019年4月24日に開設致しました。)インド市場においては、ITスキルアセスメントツール「GAIT」の普及・啓蒙を行うために、無償受験キャンペーンを行ってまいりましたが、累積の受験者数はこの3年間で3万人を超え、日本市場よりもはるかに速いペースでの浸透が進んでおります。これらGAITの受験データを活用して日本企業とインドのIT人材をマッチングする人材採用支援事業Maas(Matching as aService)を開始いたします。
以上の結果、2019年3月期の連結売上高は5,472,090千円(前期比15.2%増)となりました。連結営業利益は238,487千円(同5.3%減)となり、連結経常利益は247,192千円(同4.4%減)となりました。また、特別損失として投資有価証券評価損評価損を742千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は154,500千円(同16.3%減)となりました。
*1:デジタルトランスフォーメーション:「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念のこと。

日本サード・パーティ株式会社
代表取締役社長  森 豊

 

日本サード・パーティ株式会社 代表取締役社長  森 豊