VMworld 2015 US 参加体験記

VMworld 2015 US 参加体験記

近年、仮想化業界を先導し続けている VMware 社。今回、VMware 社の一大イベントである VMworld に参加してきました。イベントの概要、実際に参加して感じた事についてご紹介させて頂きます。少しでもご興味をお持ち頂ければ幸いです。

VMwold 2015 US 概要

VMworld 2015 US は、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコにある、Moscone Center を会場に、8月30日から9月3日にかけて開催されました。

今回で12回目の開催となり、過去最高となる89ヶ国、約24,000名が来場したそうです。
会場周りはもちろんの事、会場にほど近いユニオンスクエア近辺でも VMworld の広告が見受けられ、街全体が活気づいていました。

今年のテーマは

“READY for ANY”

どんな課題に対しても準備万端、という自信と勢いを感じるキャッチ―なフレーズとなっています。
下記、公式ホームページのリンクです。

VMworld.com: VMworld 2015 US

会場付近の広告

VMworld では何が行われているのか

会場内では様々な催しが行われておりますが、主だったものとしては、Session(大規模な General Session、テーマ別の小規模な Session 等)、Solution Exchange(企業ブース)、Hands-on Labs(製品の操作を体験できるオンデマンドの検証環境)が挙げられます。

また、IT技術関連ではないイベントも開催されていました。
例えば、8/30 には “5K Run Golden Gate Bridge” というランイベントが開催され、サンフランシスコの名所であるゴールデンゲートブリッジ近辺で多くの方がランニングを楽しまれていたようです。

ランチタイムには、会場近くの公園で音楽コンサートが行われていたりと、気分転換できる要素も含まれている事が印象的でした。

※ ちなみに Hands-on Labs は Web 上で利用可能です。下記リンクです。

VMware Hands On Labs

熱気溢れる General Session

それでは、実際に参加した催しについて少しご紹介させて頂きます。

1番多くの人が集まるのは、恐らく General Session です。
今回の VMworld 2015 US では8月30日、9月1日、3日の3回行われ、開始前から大行列ができていました。

ダンス会場のような光と音の演出に始まり、VMware 社の CEO や CTO、General Manager らが次々と登場してプレゼンを行いました。
今後の VMware 社の動向や、新たな製品や機能に関する情報は General Session で得る事ができると思います。

例えば今回は、”Cross-Cloud vMotion” や “ANY DEVICE, ANY APPLICATION, ONE CLOUD” といった「キーワード」が何度か言及されており、印象に残りました。
参加者から度々拍手が沸き起こるなど、満員の会場は熱気に溢れており、話を聞いてその場にいるだけでテンションが上がりました。

General Session 開始時の様子

テーマ別 Session への参加

次に、Session についてです。私が参加したのは以下の4つでした。
Session 数がかなり多く迷ってしまいましたが、新しい情報を得られそうな “What’s New…” を中心に参加しました。

  • What’s New in Virtual Volumes
  • What’s New and What’s Next in VMware vCloud Suite
  • Delivering Maximum Performance for Scale-Out Application with ESX6
  • What’s New in Disaster Recovery with VMware Site Recovery Manager and VMware NSX

全体的な印象としては、ネットワーク仮想化の製品である NSX 関連の Session が多かったように感じました。ホットな製品なのかもしれません。

また、様々な Session がありますが、基本的な vSphere 関連の Session や、”What’s New…” というタイトルの Session は、割と難易度が高くなく参加しやすいのではないかと思います。

様々な企業に出会う Solution Exchange

最後に、Solution Exchange(企業ブース)についてです。今回は240社もの企業が出展していたそうで、全て周り切るには体力が必要そうです。

皆さんご存知の HP/IBM/EMC/Dell などの大手企業を始め、WEB UI で H/WとS/Wのシステム管理や分析を行えるソフトウェアを提供する zenoss、NoTouch Desktop を提供する START TO DESK、また、Purestorage、Nexenta などのストレージ関連の企業が参加していました。
NSX との関連からファイアーウォールの管理を行うソフトウェアを提供する Tufin などのセキュリティ関連の企業も多く見受けられました。

ブースと言えば気になるのは景品かと思いますが、定番のTシャツの他、マウスや USB ケーブル等、企業ごとに様々な趣向がこらされていました。

また、ただ説明をして景品を渡すだけではなく、シューティングゲームやハンマーで打ち込むゲーム等、ちょっとしたお楽しみ要素があるブースもあり、人を呼び込むための工夫がされているのが印象的でした。

個人的に一番気に入ったのは、その場で文字入れしてもらったマウスです。

会場で文字入れしてもらったマウス

VMwolrd と vForum の違い

日本では vForum というイベントが開催されていますが、VMworld と vForum の違いについていくつか挙げてみたいと思います。

参加者層の違い

個人的な印象ではありますが、VMworld には日本の方も含めて世界中の方が集まっており、vForum では日本の方しか見かけませんでした。
VMworld と比べてしまうと、vForum はローカルなイベントという印象が強いです。
遠方からの参加者が多いためか、VMworld の会場近辺のホテルは宿泊費が跳ね上がっていたようです。

ID カードでの参加者情報の管理

vForum の企業ブースでは基本的には名刺を渡しますが、VMworld では ID カードをスマートフォン端末で読み取ることで情報を管理していました。
Session に参加する際も、予約しているのかどうかを ID カードを読み取って判断していました。

参加費がかかる

vForum は無料で参加することが出来ますが、VMworld は Registration にお金が掛かります。
その分、会場は大規模で参加景品が充実、また、朝・昼食やドリンク・スナック等のサービスもあり至れり尽くせりでした。

5日間の開催

vForum は2日間、VMworld は5日間の開催となっております。
朝食のサービスもあり、7時からという早い時間の開場にも関わらず、朝早くから多くの人で賑わっていました。

全てを日本で導入する事は難しいと思いますが、ID カードでの管理は手間が省けて便利に感じたので、導入される事を淡く期待しています。

参加者に配布される ID カード

VMworld のおすすめポイントと注意点

まとめとして、実際に参加したうえでの、おすすめポイントと気を付けた方が良い点について共有させて頂きます。

多くの人が集まるという事でご紹介した、General Session についてはぜひ参加してください。VMware 社の今後の動向を知ると共に、イベントの空気感を味わうことが出来ますので、参加をお勧めします。日本語のトランスレーターも用意されておりましたので、必要に応じて利用すると便利です。

次に、小規模 Session の予約はなるべく早めにして頂いた方が良いです。人気がある Session は定員に達してしまう事があります。

また基本的に Session での資料配布が無いため、メモを取って頂くか、写真を撮って後でチェックして頂くのが良いです。写真撮影は可能でした。

VMworld で発表された内容に関して、Japan Cloud Infrastructure Blog にアップデートされています。図入りで分かりやすく説明されており、復習するのに有効でした。
下記、Japan Cloud Infrastructure Blog のリンクです。

また、VMworld のアプリがございますので、インストールしておきましょう。Session が事前に発表されていた場所と変わっている事がありましたので、最新の情報をアプリでチェックする事をお勧めします。

1つ注意点として、参加者全員もれなく貰えるリュックサックが割と荷物になります。帰りのスーツケースに入りきらない事が予想されますので、心の準備をしておいて頂ければと思います。
(筆者はスーツケースに入らず背負って帰りました。)

最後に

VMworld 2015 US について、簡単にではございますがご紹介させて頂きました。
ざっくりした印象をお伝えするとアメリカンなイベントでしたが、勢いのある企業である事を強く感じました。
来年の VMworld 2016 US は、8月28日から9月1日にラスベガスで開催される予定です。
皆さんに少しでもご興味をお持ち頂き、本コラムがどこかでお役に立てると嬉しいです。

来年はラスベガス!

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