Fedora を使ってみよう (Live イメージ活用編)

Fedora を使ってみよう (Live イメージ活用編)

2015.09.30

Linux というと非常にとっつきにくい印象を受けるかもしれませんが、まずは試してみましょう。 実は試すだけならお使いの PC にインストールすら必要ありません。 しかもいつでもデータを壊すことなく元に戻せます。

はじめに

皆さんこんにちは。
こちらのコラムでは、 Linux ディストリビューションの一つである Fedora について、全3回の連載で話してみたいと思います。各話の内容は下記のような形で進めていきます。

今回は、

第2回「Fedora を使ってみよう(Live イメージ活用編) 」

ということで、 Linux ディストリビューションの一つである Fedora の使用方法について話してみたいと思います。使用するにあたり、Fedora そのものがないと始まりませんので、まずは、その入手方法から始めてみて、とりあえず使ってみましょう。

※おことわり※
以下の説明に出てくる Web サイトやソフトウェアのバージョンなどは 2015/9/1 現在のものです。

Fedora を入手してみよう

最初に Fedora の Web サイトへのアクセスが必要です。
以下の URL になります。

以下のような Web ページが表示されます。

https://fedoraproject.org/ のトップページ

Fedora は用途に応じていくつかのバリエーションがあり、

  • Workstaion(ノートPCやデスクトップ用途)
  • Server(サーバ向け)
  • Cloud(クラウド環境向け)

と 3種類 あります。
今回は普段使いの PC で使用することを考慮して Workstation を選択します。

Workstation を選択します

リンク先の [いますぐダウンロード] をクリックします。

[いますぐダウンロード]をクリックします


以下のようなページが表示されるかと思います。
ちなみにこのコラムを執筆している 2015/9/1 現在の最新は Fedora 22 で、10月頃に次のバージョンの 23 がリリースされる予定です。

ダウンロードページ

下記にある [ダウンロード] ボタンを押してダウンロードします。
ファイルは現時点で 1GB を超える iso イメージファイルとなっています。
お使いのインターネット環境次第では、ダウンロードに相当な時間がかかる場合があります。

[ダウンロード]ボタンを押します

今回は筆者の環境が 64bit CPU を使用している PC のため、ダウンロードするファイルも 64bit CPU に対応したものをダウンロードしています。お使いの環境により、32 bit 版のイメージファイルをダウンロードする必要がある場合は、右下のリンクを確認してみてください。

32 bit 版のイメージファイルの場所

両者とも以下のようなページが表示され、ダウンロードが開始されます。
ダウンロードが終われば同じページから[検証する]ボタンで、ダウンロードしたファイルが正しいかを確認できます。

また、このページではこの後説明する、イメージファイルをダウンロードした後の手順について詳細が記載されています。併せて参照してみてください。

ダウンロードが開始されます

ダウンロードしたファイルはそのままでは使用できないため、DVD-R などのメディアにファイルではなく、イメージとして書き込んでDVD を作成する必要があります。DVD の作成方法についてはご使用のソフトウェアのマニュアルなどを参照してみてください。

なお、DVD の代わりに USB メモリなどの USB メディアから起動できる環境をお持ちの方については専用の Live USB 作成ツールが公開されています。Windows と Linux 用があり、以下の URL より環境に応じて使用してください。

Live USB 作成ツール Web ページ

ライブイメージから Fedora を起動してみよう

今回使用するファイルはライブイメージと呼ばれるもので、これ自体でFedora そのものを起動することができます。

つまり、ダウンロードしたイメージファイルを DVD や USB メモリにイメージとして記録し、そのメディアを使って PC を起動するとすぐに Fedora が起動します。この場合、ユーザが作成したデータの保存ができなかったり、制限があったりしますが、使用している PC に保存されているデータに変更はかかりませんので、中のデータの状態を気にすることなく、とりあえず使用感や雰囲気を試してみたい場合におすすめです。

もちろん、気に入れば同じメディアを使ってインストールも行うことができます。
今回はインストールはせずに、ライブイメージから Fedora を直接起動してみたいと思います。

イメージファイルを記録した DVD または USB メモリをそれぞれ DVD ドライブあるいはUSB ポートにセットしてから PC を起動します。使用している PC によっては、BIOS などから起動デバイスを選択する必要があるかもしれません。なお、メモリは最低でも4GB程度必要です。

しばらくすると以下のような画面が出てくると思います。

Fedora Live DVD 起動画面

そのまま10秒待つか、[Start Fedora Live] でEnter キーを叩くと以下のような画面を経てFedora が起動します。

起動中….

更にしばらくすると、以下のような画面になります。

Live DVD イメージをそのまま試すか、PC にインストールするかを選択します

左側の [Try Fedora] をクリックすると、もう使用できます。
右側の[Install to Hard Drive]アイコンは PC に Fedora を実際にインストールしたい時に使用します。

途中以下のような案内が表示されます。Live DVD から起動中でも、画像のアイコンをクリックしていつでもインストール可能、ということを説明しています。

メニューからいつでもインストールが可能です

しばらくするとデスクトップ画面が表示されます。

アプリケーションは左上[Activities]から起動します。クリックすると以下の画像のようになります。

ここから様々なアプリケーションにアクセスすることができ、Web や メール、オフィスソフト、画像閲覧、音楽など一通りのことは試すことができます。さらに、一番下のアイコンからメニューを展開して、表示されていない他のアプリケーションも起動することができます。

また、日本語にも対応していますので Web ブラウザから日本語のサイトを閲覧することも最初から行うことができます。詳細については、以下のドキュメントも参照してみてください。

[Activities]をクリックしてメニューを表示します

おわりに

またまた駆け足気味で紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。今回は、 第2回「Fedora を使ってみよう (Live イメージ活用編)」 をお送りしました。

次回は、
第3回「Fedora を使ってみよう(インストール編) 」
— 本格的に使うならインストールは必要だよね、ということでFedoraのインストール方法をご紹介します。

なお、弊社では Red Hat 社のトレーニングを毎週開催しております。上記のような Linux の基礎から、Openstack などを始めとするクラウド、仮想化、ストレージなど 多岐にわたって展開しております。 コース内容やスケジュールについては下記弊社教育部のWebサイトをご覧ください。

http://edu.jtp.co.jp/course

また、ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせください。皆さんの今後の Linux の学習に少しでもお役に立てればと思います。次回のコラムもお楽しみに!

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