Fedora を使ってみよう(インストール編)

Fedora を使ってみよう(インストール編)

2015.10.07

前回、Live イメージからの Fedora の起動をお話いたしました。 「とりあえずどんなものか試してみたい」という用途であれば、これでも十分に雰囲気を感じることはできますが、Fedora の機能を余すところなく使用するにはやはり、実際にインストールすることが必要です。そのインストールについて今回は話してみたいと思います。

はじめに

皆さんこんにちは。
こちらのコラムでは、 Linux ディストリビューションの一つである Fedora について、全3回の連載で話してみたいと思います。各話の内容は下記のような形で進めていきます。

今回は、

第3回「Fedora を使ってみよう(インストール編) 」

ということで、 Linux ディストリビューションの一つである Fedora について前回の Live イメージから一歩踏み込んで、PC にインストールをすることについて話してみたいと思います。

※おことわり※
以下の説明に出てくる Web サイトやソフトウェアのバージョンなどは 2015/9/1 現在のものです。

Live イメージを入手してインストーラーを起動しよう

今回も前回と同じ Live イメージ DVD を使用します。
入手方法や、DVD 作成手順などについては前回のコラムを参照してください。

同様に Live イメージから起動し、以下の画面まで進みます。
こちらも方法については、前回のコラムを参照ください。

Live or インストール選択画面

Fedora をインストールしてみよう

前回は [Try Fedora] を選択しましたが、今回は反対側の[Install to Hard Drive] を選択します。

インストール要件ですが、リリースノートを参照すると

https://docs.fedoraproject.org/ja-JP/Fedora/22/html/Release_Notes/sect-Release_Notes-Welcome_to_Fedora_.html#hardware_overview

  • 1GHz 以上のプロセッサー
  • 1GB のシステムメモリー
  • 10GB の未使用ハードディスク領域

と記載があります。
これは、あくまでも「なんとか動く」要件なので、普段の作業をする際には当然この要件では満足に動作しないこともあるかもしれません。特にメモリーなどは多いに越したことはありませんので、最低でも4GB程度のメモリーを搭載している PC を選ぶといいかと思います。

しばらくすると、以下のような画面が表示されるかと思います。

システムで使用する言語選択画面

このシステムで使用する言語を選択する必要があります。ここでは日本語を選択し、右下の [続行] をクリックします。以下の画面が続けて表示されます。

インストールオプション選択画面

残りのインストール設定項目が表示されます。最低限、インストール先を決めるためにディスクの設定を行う必要があります。

[インストール先] アイコンをクリックします。

今回は、システムが予め決めた設定にしたがってインストールしていきます。インストール先のディスクが [ローカルの標準ディスク] という項目に入っていることを確認し、左上の [完了] をクリックします。

そのまま [完了] ボタンを押します

先程の画面に戻り、ディスクの右下に [ ! ] のマークの付いたアイコンが消えているかと思います。確認し、右下の [インストールの開始] をクリックします。

[インストールの開始] を押します

インストールが開始します。この間にシステム管理者である root のパスワードを決める必要があります。左側の [ROOT パスワード] をクリックします。

インストール中に [ROOT パスワード] を決めます

root のパスワードに設定したい文字列を2回、上と下のテキストボックスに入力します。あまり簡単であったり、推測されやすそうなパスワードを入力するとインストーラーから警告が出てきますので、なるべく複雑なパスワードを設定します。

(6文字以上の英大小文字、数字、特殊記号を含むパスワードが望ましいです)

入力が終われば、左上の [完了] を押します。

できるだけ複雑なパスワードを設定します

元の画面に戻りますので、しばらくするとインストールが完了したメッセージが表示されます。右下の [終了] ボタンを押します。

[終了] を押します

インストーラーが終了しますが、自動的に再起動しないので慌てず、右上の [○] ボタンをクリックして以下のメニューを表示します。表示されたメニューにある、同じ [○] のボタンをクリックします。

再起動します

以下のような表示になりますので、[Restart] を押して再起動します。一旦電源が切れ、再度電源がオンになったタイミングで DVD ドライブに入れているインストール DVD や USB ポートに挿している USB メモリを抜くことを忘れないようにします。

入れっぱなしだと、また同じインストーラーが起動します。

再起動せずに、このまま1分待つと自動的に、シャットダウンします

再起動後、しばらくして以下の画面が表示されれば、問題なく起動しています。そのまま数秒待つとシステムが起動を開始します。

起動画面の手前です

更にしばらくすると、以下のような画面になります。これは、インストール後の最初の起動時に表示される初期設定画面で、インストール時に設定しなかった内容をここで設定します。

インストール後、初期設定画面

今回はここまで

長くなってしまったので、続きは次回の内容に持ち越します。
次回公開までに設定内容を知りたい方は、下記のインストールマニュアルをぜひご参照ください。

最新版の 22 のインストールガイドは現在英語版のみです。
https://docs.fedoraproject.org/en-US/Fedora/22/html/Installation_Guide/index.html

一つ版が古いですが 21 であれば日本語版があります。
https://docs.fedoraproject.org/ja-JP/Fedora/21/html/Installation_Guide/index.html

おわりに

またまた駆け足気味で紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。

連載は3回の予定でしたが、思いの外分量が多くなってしまい、紹介できなかった部分に関しては次回に持ち越しです。今後の記事で改めて、具体的な使用、設定方法について掲載できればと思います。

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また、ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせください。皆さんの今後の Linux の学習に少しでもお役に立てればと思います。

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