Fedora を使ってみよう(初期設定編2 ユーザ作成、アプリインストール)

Fedora を使ってみよう(初期設定編2 ユーザ作成、アプリインストール)

2016.03.23

前回からまたまた間が空いてしまいました。このコラムを読んでいる皆様はきっともう新しい Fedora 23 に移行して、設定に悪戦苦闘しているのではないかと推察します。筆者も既に Fedora23 に移行し、相変わらずの Linux ライフを過ごしております。今回は Fedora 23 の初期設定を確認したいと思います。

はじめに

皆さんこんにちは。
時の経つのははやいもので、既に Fedora 23 がリリースされ随分経ちます。6月には Fedora 24 がリリースされようとしている頃になんですが、ここで Fedora 23 の設定を確認してみたいと思います。

※おことわり※
以下の説明に出てくる Web サイトやソフトウェアのバージョンなどは 2016/3/23 現在のものです。

設定やカスタマイズ は使用する人の用途や目的によって千差万別で多種多様です。もちろん、最終的な成果物も同様です。ここで提示する内容はあくまでも筆者の独断と偏見が多分に混じった一例であることを予めご承知おきください。

以下の内容については可能な限り事前に検証を行っておりますが、ソフトウェアのアップデートやタイミングなどにより、別の環境ではこちらで想定している結果と異なる結果になる場合があります。同様にご承知おきください。

初期設定の前に

えっ、インストールしてないって?
大丈夫、インストール方法は過去に紹介している以下の記事を参照してみてください。

Fedora を使ってみよう(インストール編)

えっ、バージョンが違うって?
大丈夫、やり方はそれほど変わってないです。アップデート方法 は前バージョンから劇的に変わったのですが、それはまたの機会に。

今回は外部からソフトウェアをダウンロードする操作があるため、ご自宅のネットワークから インターネットに予め接続 しておきます。

Fedora は特に何もしなければ、デフォルトで IP アドレスなどの設定を自動取得しようとします。ご自宅や接続するネットワークが IP アドレスやネットワーク設定の自動設定に対応しているネットワーク に接続しておいてください。
(ネットワークに関する知識をお持ちの方向け:DHCP がサポートされているネットワークに接続してください)

端末の起動

今回から コマンド 及び、設定ファイル を多用します。それらを入力するための端末を起動するところから始めます。

インストール後のユーザ作成で作成したユーザでログインします。
端末の起動は、
[Activities] – [Show Applications] – [Utilities] – [Terminal]

で、起動します。なお、各項目は以下
[Show Applications] :一番下の”田”のようなマークのところを押します
[Utilities] :2ページ目にあります

Activity メニューの詳細については前コラム Fedora を使ってみよう (Live イメージ活用編) を参照してみてください。

ユーザの作成

前コラム、Fedora を使ってみよう(初期設定編) を参照して、root 以外の一般ユーザを作成した場合はそのユーザを使ってもらっても結構です。

ユーザを複数作成する必要があれば、以下のコマンドで作成します。

$ sudo useradd "user"
“user” :作成したいユーザ名を指定します。

例えば、jack というユーザを作成 したい場合、以下のように入力します。

$ sudo useradd jack
[sudo] password for "user": xxxxxx (コマンドを実行しているユーザのパスワードを入力)

そのままではログインできないので、ユーザのパスワードを設定 します。

$ sudo passwd "user"
[sudo] password for "user":
Changing password for user "user".
New password: xxxxxxx(新しいパスワード:実際には表示されません)
Retype new password: xxxxxx(再度同じパスワードを入力:実際には表示されません)
passwd: all authentication tokens updated successfully.

ユーザを消す 必要がある場合は以下のコマンドで削除します。

$ sudo userdel -r "user"

-r オプションはユーザのホームディレクトリを残すのであれば、つけなくても構いません。

ウェブブラウザのインストール

Fedora にはデフォルトで Firefox がインストールされています。筆者は Google Chrome 派なので、新たにインストールします。

以下の URL に行き [Chrome をダウンロード] というボタンを押します。
http://chrome.google.com/

Google Chrome ダウンロード画面(Linux用のパッケージが自動的に選択されます)

お使いのディストリビューションを選択してパッケージをダウンロードします。パッケージはデフォルトでダウンロードしたユーザのホームディレクトリ配下にある [Downloads] フォルダ に保存されます。

これを以下のコマンドでインストールします。

$ cd
$ cd Downloads
$ sudo dnf install ./google-chrome-stable_current_x86_64.rpm
Last metadata expiration check performed 2:05:45 ago on Thu Feb 18 03:26:14 2016.
Dependencies resolved.
  ================================================================================
  Package                       Arch    Version              Repository     Size
  ================================================================================
Installing:
 binutils                      x86_64  2.25-15.fc23         fedora        5.6 M
 ed                            x86_64  1.10-5.fc23          fedora         77 k
 esmtp                         x86_64  1.0-14.fc23          fedora         54 k
 gdbm-devel                    x86_64  1.11-6.fc23          fedora         59 k
 glibc-devel                   x86_64  2.22-3.fc23          fedora        909 k
 glibc-headers                 x86_64  2.22-3.fc23          fedora        493 k
 google-chrome-stable          x86_64  48.0.2564.109-1      @commandline   46 M
  .....(中略)

Transaction Summary
  ================================================================================
Install  128 Packages

Total size: 75 M
Total download size: 29 M
Installed size: 274 M
Is this ok [y/N]:

ファイル名は ダウンロードしたパッケージのファイル名 をお使いください。ご使用の環境によってダウンロードしたパッケージのファイル名が異なる場合があります。インストールするパッケージに依存関係がたくさんあり、結果的にインストールするパッケージが 100 個以上になりました。

Is this ok [y/N]: で “y” を入力して [Enter] を押すと実際のインストールが始まります。この時に、手元にないパッケージはインターネット上から検索して取りに行きます。

なお、以前のバージョンのパッケージ管理コマンドをご存知の方は、コマンドが yum から dnf に変わっている ことにお気づきかと思います。先のバージョンからパッケージ管理が新しい dnf に移行することが決まっています。オプションなどは yum のものをほぼ引き継いでいるため、それほど使用に困難は伴わないとは思いますが、将来の RHEL においても引き継がれることが大いに予想されます。というか、ほぼ確実に採用されるでしょう。
このような意味でも RHEL に興味のある方にとっては Fedora は将来の RHEL がどのようになるかを知るための重要なディストリビューション と言えるかと思います。

インストール終了後、[Activities] – [Show Applications] を確認するとおなじみのChrome のアイコンが見えるかと思います。後は、そのアイコンから起動することができます。

なお、yum がどうして dnf に代わってしまったのか は以下のブログを参照いただけるといいかと思います。
Yum is dead, long live DNF | DNF(英語)

Vim のインストール

筆者は Vim 派のため、これもインストールします。上記とほぼ同様の手順でインストール可能です。

$ sudo dnf install vim
Last metadata expiration check performed 2:26:33 ago on Thu Feb 18 03:26:14 2016.
Dependencies resolved.
================================================================================
 Package              Arch         Version                   Repository    Size
================================================================================
Installing:
 gpm-libs             x86_64       1.20.7-7.fc23             fedora        36 k
 vim-common           x86_64       2:7.4.827-1.fc23          fedora       6.0 M
 vim-enhanced         x86_64       2:7.4.827-1.fc23          fedora       1.1 M
 vim-filesystem       x86_64       2:7.4.827-1.fc23          fedora        22 k
Transaction Summary
 ================================================================================
Install  4 Packages

Total download size: 7.1 M
Installed size: 24 M
Is this ok [y/N]:
....(以下略)

おわりに

弊社では Red Hat 社のトレーニングを毎週開催しております。上記のような Linux の基礎から、Openstack などを始めとするクラウド、仮想化、ストレージなど 多岐にわたって展開しております。 コース内容やスケジュールについては、弊社教育部のWebサイトをご覧ください。

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また、ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせください。皆さんの今後の Linux の学習に少しでもお役に立てればと思います。

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