方法論から見た人生設計

方法論から見た人生設計

変化が激しいIT業界、会社から必要とされる人材であり続けるのは大変だなと感じる今日この頃です。 担当業務の関係から、エンタープライズアーキテクチャ(EA)やビジネスプロセス管理(BPM)など、ビジネスプロセスのToBe策定でよく使用される方法論を勉強してきました。その際、これらの方法論が、マネージメント論として考え方が日々の日常にも適用できるところが多々あるなと感じるところがありました。今回は、方法論から見た人生設計、会社から必要とされる人材であり続ける方法を例として、難解な方法論を少しでも優しく解説できれば思います。なお、多少私の主観も含まれておりますのであしからずご了承下さい。

方法論とは?

まず 方法論とは? ですが、いろいろな定義があるとは思いますが、私の領域では、過去のプロジェクトなどでの経験などを基に、作業を安全に効率的に行うための考え方、一連の作業手続き と認識しています。
具体的には WBS(ワークブレークストラクチャ) のテンプレートで、一連の作業を安全に効率的に行うためには、「誰が」・「いつ」・「どのような作業を行い」・「どのような成果物を作成する必要があるのか」 が記述されています。

最近の傾向として、「ビジネスの役に立つ情報システムを構築する」 そして 「アジャイル」 に重みが置かれてきていますので、この2つの視点で方法論を考察してみたいと思います。

1.ビジネスの役に立つ情報システムを構築する

従来のプロジェクト管理では QCD、Quality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期) の管理が重要視されてきました。そのためプロジェクト管理的には品質とコストと納期を満たしても、完成したシステムがビジネスの役に立たないという可能性がありました。プロジェクトの期間が短いために旧システムのビジネスプロセスをそのまま新規システムに移行した場合など、ビジネス価値実現の視点が欠如している場合などに起こりうる問題です。

エンタープライズアーキテクチャ(EA)や ビジネスプロセス管理(BPM) では、Tobeの策定 においては会社のビジョン/ミッション/ビジネス戦略からブレークダウンをしてビジネスシナリオ/ビジネスプロセスを設計しITでの実装に落とし込んでいくアプローチが採用されています。Tobeの設計 は、必ず会社のビジネス戦略とリンクする という考え方です。これにより今回のIT投資はビジネス戦略のどの部分に役に立つのかが明確になり、経営層に対するIT投資の説明も論理的な説明が容易になります。

このようなToBeの設計手法を学習するにつれ、人生の設計も考え方は同じ だなと思われました。

会社は どのような戦略 でビジネスを行おうとしているのか、どのような人材を必要としているのかを理解したうえで、自分の将来像・スキルパス を考えるということです。会社の戦略と異なる領域で頑張っても評価されにくい、会社の戦略とリンクしていれば評価されやすいといった感じです。
私の経験でも、常に第一線で活躍されている方々は、会社のビジネス戦略と自分のスキル・キャリアパスをリンクされているように思われました。

2.アジャイル

日本語では 「俊敏な」 という意味でしょうか。私が担当している領域では、迅速にシステムを構築する とか、変化に迅速に対応する と言った意味合いで使われています。方法論では、競合他社よりも 早く迅速にイノベーションを社内に導入 して競争優位性を実現する、ビジネス環境の変化を迅速に察知して プロアクティブな対応を行う ことなどが重要視されています。スピードが大切、他者に先駆けて行う、そして変化対応力といった感じでしょうか。

迅速にシステムを構築する場合、ベストプラクティス や テンプレート が活用されます。世の中の優れた業務のやり方を見習って自社に取り込む、他のプロジェクトの経験を基にして設計に反映するといった考え方です。ゼロから設計するのは時間も手間もかかりますので、短期間に効率的にプロジェクトを完了させる ためには有効な手段です。

またイノベーションを導入する場合にも有効なアプローチになります。最近は 複数のテンプレートを組み合わせてベースラインを構築する といった考え方も提案されています。現実の世界で考えると、自分一人で悩んでいても良い考えがでてこないときは、他の人にアドバイスを求めるといった感じでしょうか。優秀な方々の考え方や行いを見習い、可能であれば自分に取り込む、過去の経験にとらわれず今までの考え方を見直すことが大切と思われました。

変化対応力 ですが、会社の戦略が変われば要求されるものも変わってきます。定期的に ビジネス戦略とのリンクの見直し を行い、必要なスキルの更新を定期的に行う のが重要だと感じました。私の経験では、第一線で活躍されている方々は、常に会社の戦略的な製品に関与しているように思われました。
会社として必要な人材であり続ける、そしてできるだけ長く働きつづけるには、このあたりが重要だな私は感じております。

3.最後に

会社の戦略にスキルを追従させていくためには、継続的な学習 が必要です。
走り続けるのは大変ですが、生涯学習でがんばりたいと思っています。

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