Fedora を使ってみよう(初期設定編3 ソフトウェアアップデートと便利アプリ)

Fedora を使ってみよう(初期設定編3 ソフトウェアアップデートと便利アプリ)

2016.05.11

今回は、Fedora 23 の初期設定の中から、ソフトウェアパッケージのアップデートと、インストールすると便利なソフトウェアについてご紹介をします。思いのほか、長期連載になってしまった一連のタイトルもひとまず今回で終了です。

はじめに

皆さんこんにちは。
前回に引き続き、今回も Fedora 23 の初期設定 を確認してみたいと思います。

※おことわり※
以下の説明に出てくる Web サイトやソフトウェアのバージョンなどは 2016/5/11 現在のものです。提示する内容はあくまでも筆者の独断と偏見が多分に混じった一例であることを予めご承知おきください。

設定については可能な限り事前に検証を行っておりますが、ソフトウェアのアップデートやタイミングなどにより、別の環境ではこちらで想定している結果と異なる結果になる場合があります。同様にご承知おきください。

ソフトウェアアップデート

Fedora はそのディストリビューションの目的から、頻繁にリポジトリにあるソフトウェアがアップデート されています。このため、Fedora 23 のインストールメディアからインストールした場合、インストール完了時点で新しいソフトウェアが公開されていることがあります。定期的なアップデート が必要です。

以下のコマンドで、どのパッケージがアップデートされたのか を確認できます。

$ sudo dnf check-update

実際に アップデートする 場合、以下のコマンドを実行します。大抵の場合、アップデート後に再起動 したほうがいいでしょう。

$ sudo dnf -y update
$ sudo reboot

初回はアップデートで相当な時間がかかると思います。気長に待ちましょう。

rpmfusion のインストール

Fedora には元々標準で付いている 公式ソフトウェアリポジトリ があります。
ただ、ソフトウェアによってはライセンス的な問題や、ソースコードが公開されないサードパーティ製のソフトウェアなど、そのままでは Fedora のリポジトリに組み込めない、あるいは組み込みにくいソフトウェアがあります。

それらを 非公式な形で一手に収録 しているのが rpmfusion というリポジトリです。このリポジトリを組み込むことで、インストール可能なソフトウェアの数が飛躍的に増えます。

詳細は rpmfusion のサイトを確認ください。
http://rpmfusion.org/

なお、パッケージに Free と Nonfree というカテゴリがありますが、これは収録されているソフトウェアの違いで、大雑把にいうと、それぞれ オープンソースソフトかそうでないか です。

詳細は同じく下記の URL を確認ください。
http://rpmfusion.org/Configuration

インストール自体は簡単で、それぞれの ディストリビューション及びバージョンに合ったパッケージを適用 することで、すぐに使用できます。
今回は、パッケージを rpmfusion のサイトから直接ダウンロードしてインストールします。途中で [ Enter ] を押さず、続けて入力 して下さい。

$ sudo dnf install http://download1.rpmfusion.org/free/fedora/rpmfusion-free-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm http://download1.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-$(rpm -E %fedora).noarch.rpm

Dropbox のインストール

オンラインストレージで、筆者は Dropbox のお世話になっています。これは Linux 用のクライアント が用意されており、インストールすることで
他のマシンや、スマートフォンなどでデータの共有ができます。

以下のリンクから Fedora の rpm パッケージが公開されています。お使いの環境に合わせて、32bit or 64bit を選択してください。
https://www.dropbox.com/downloading?src=index

ダウンロードしたパッケージファイルをインストールします。

$ sudo dnf -y install "download_path"/nautilus-dropbox-"date".fedora.x86_64.rpm

Dropbox の詳細については以下の URL を参照してください。
https://www.dropbox.com/

wine のインストール

wine は Windows エミュレータ で Windows のソフトウェアを Linux 上で動かすことができる ソフトウェアです。

筆者は Windows と Mac でしか動かないソフトウェアを Linux 上で使用しなければならない状況が発生し、wine を使用することで今のところその少々制約はあるものの、Windows ソフトウェアを Linux 上で問題なく使用 できています。

ただ、注意いただきたいのが本来想定してない環境上でソフトウェアを動かすことから、基本的に wine 上で動かすソフトウェアは多くの場合 サポート対象外 になるかと思います。実施は自己責任でお願いします。

インストール自体はパッケージの追加で終了します。

$ sudo dnf -y install wine

この後に、Windows のソフトウェアを入手して Wine 上で実行することができます。wine のマニュアルや詳細情報については公式サイトをご覧ください。
https://www.winehq.org/

下記の画像は Fedora 上で Wine を使用して Windows のソフトウェアである 1Password を動作 させているところです。
筆者は日々、増える Web サイトの アカウントとパスワード管理 に頭を悩ませていましたがこれを使用することで、Windows, Linux, Mac, iPhone, iPad で アカウントやパスワード情報を共有 することができ、大変便利になりました。

なお、繰り返しではありますが Linux 上でのこれらソフトウェアの動作はサポート対象外のため、動作については自己責任でお願いします。

Fedora から Wine を通じて 1Password を起動しているの図

さいごに

これまで、Fedora のインストールからその初期設定までを、ざっと見てきました。設定は、ソフトウェアのインストールやその設定が大半です。人により、PCのその使用用途は千差万別で、それにより使用するソフトウェアや設定も変わってきます。

全てをご紹介は残念ながらできませんが、そのごく一部を紹介いたしました。筆者はひとまずここで一連の連載を終了しますが、基本的にはこの繰り返しとなります。皆さんで、さらに便利に使えるようにいろんな設定をためしてみて下さい。

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また、ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせください。皆さんの今後の Linux の学習に少しでもお役に立てればと思います。

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