ロジカル・シンキング基礎の基礎:考える癖をつけよう

ロジカル・シンキング基礎の基礎:考える癖をつけよう

「ロジカル・シンキング」はビジネスにおいても必須なスキルとなってきましたね。「ロジカル・シンキング」のトレーニング受講をきっかけに、「考える事」について考えてみました。

きっかけ:考えること

皆様、日々さまざまな仕事/業務/学業にいそしんでいらっしゃることと思いますが、その中で 「考えて」 いますでしょうか?本日は 考えること、考える癖をつけること を皆様にご提案させていただこうと思い、コラムにしております。

なぜ、考えることについて書こうかと思ったかネタばらしをしますと、先日、ロジカル・シンキング のトレーニングを受講したのが理由です。そこで考えることや考える癖をつけることの重要性を改めて認識したからです。

そもそもこのトレーニングの受講目的は、ロジカル・シンキング、つまり 論理的思考 が自分には不足しているのではないかと思ったのがきっかけです。どちらかというと感情やうわべだけで考えてしまうことが多いですし、そうすることで 物事の本質 を見失っていないかなと思ったからです。

あまり性差の話はしたくないのですが、一般的に、女性は論理的に考えることが苦手とされています。昔、そういった性差の違いを面白おかしく紹介した本も出版されたりしていましたが、私自身もそういった傾向があると自覚がありますので、そのあたりをもう少し制御し、論理的に物事を考えることができるようになりたいと思った次第です。

ロジカル・シンキングとは?

ロジカル・シンキング とは、論理的思考 という意味。情報 を決められた枠組みにしたがって 整理・分析するさまざまなスキル の集まりを指し、これらを使うことによって、複雑なものごとの 因果関係を明確に把握 したり、問題に対する 有効な解決先 を導きだしたりすることが可能になります。合理的な判断や論理的な説明の前提となる思考法で、意思決定や、交渉、プレゼンテーションの際に活用できることから、人材育成の現場では 必須のコンピテンシー として定着しています。(by 人事労務用語辞典)

ロジカルであるためには、以下が必要になります。

  1. その主張や結論を支える 根拠 があること。
  2. あいまいさがない こと。例えば、考えと事実が区別されていること。
  3. 論理展開 であること。筋道を立てて段階的に論を進めていくことで合理的に結論を導くこと。

ロジカル・シンキングを行うための手法

この論理展開の基礎、つまりロジカル・シンキングを行うための基礎となるような手法として 「演繹法」 と 「帰納法」 というのがあります。そちらについて簡単に説明します。この2つは物事を論理的に推論するための方法で、ロジカル・シンキングによって基礎中の基礎となる思考方法で、日常生活で何気なく使っています。

まず、演繹法 からご紹介します。演繹法とは、一般的・普遍的な前提/事柄から、結論を得る 推論法です。代表的なものは、AはBである、BはCである、ゆえにAはCである、のような 三段論法 です。この「AはBである」と「BはCである」は前提となる事柄で、そこから導き出される結論が「AはCである」です。

そのほか、例えば、「雨が降ると店舗の来客数が減る」、「明日は雨である」、という事象から、結論「明日の来客数は少ない」を導き出せます。

演繹法では、前提となる事柄がすべて正しい と認められれば、そこから 必ず正しい結論を導きだす ことができる手法です。逆に、正しくない、または使用が適切でない前提を用いてしまうことがあり、その場合、その結果の結論も正しくない可能性があります。

帰納法 とは、多くの観察事項(事実)から類似点をまとめ上げる ことで、結論を引き出すという論法です。例えば、「店舗Aでは雨が降ると来客数が減る」、「店舗Bでも雨が降ると来客数が減る」、「店舗Cでも雨が降ると来客数が減る」、という3つの事象から、結論「雨が降ると店舗の来客数は減る」を導くことができます。

演繹と違い、帰納法においては 前提が正しいと認められたからといって、結論が正しいことは保証されません。そのため全事例を網羅するか、それと同等の論理証明をしない限り、導き出した結論はある程度の確率を持ったものに過ぎません。そのため「雨が降ると店舗の来客数は減る」はあくまで 推論 です。

演繹法と帰納法を組み合わせる こともでき、例えば、帰納法を使用して、多くの店舗で天気と来客数の関係を調べ、「雨の日は来客数が少ない」を導き出します。演繹法で、この「雨の日は来客数が少ない」と明日の天気から、明日の来客数を予想することができます。

ロジカル・シンキングにはこれ以外にも MECE、ピラミッド構造、ロジックツリー など様々な手法があります。様々な手法を使用して論理的に物事を考えるのに利用できます。

ロジカル・シンキングで何ができる?

このロジカル・シンキングを利用して、以下のようなことが可能になります。

課題を把握し問題解決能力を高める

業務を遂行していくうえで様々な問題にあたることはよくあります。その際にその問題を適切に解決していくうえで役に立ちます。

話の説得力を高める

ビジネスでは筋道を立てて話すのが大事です。これにより相手により理解し、納得してもらえます。

交渉力を高める

ビジネスに限らず、日々のいろんな場面で交渉力が求められます。よりよい条件で取引するため、また、よりビジネスを進めやすくするために必要な能力です。

ロジカル・シンキングを使えば、複雑で込み入ったものを誰もがわかるように説明し、その結果より 円滑にコミュニケーションをとる ことが可能です。

考える癖をつけ、ロジカル・シンキングを習慣づけていこう

「考える」 を鍛えるために以下のようなことを日常のいろんな事柄に実践してみてください。

物事や事象に対してその理由を探してください

今日電車がいつもより遅れたのはなぜか、いつも行くコンビニでいつも購入していた商品が棚からなくなっていたのはなぜか、など日常の様々なことに疑問を持ってください。理由は複数あるかもしれませんので複数の答えを見つける癖をつけるとよいです。

物事や事象を説明するのに、より具体的な言葉で説明してください

例えば 5W1H を入れることや、適切な処置、とは具体的にどういった処置なのか、を明確に言葉にしてみましょう。

事実と考えを区別してください

帰納法や演繹法といったロジカル・シンキングの基礎でも必要なことです。事実と考えを区別しないと間違った結論に至る可能性があります。

考える対象は、どんなことでも構いません。通勤時間中にスマートフォンやモバイルデバイスなどで、書籍、雑誌、ニュースなどを読み、それに対して考えてもよいですし、日常のささいな事柄に対してでもよいと思います。

私もこの考える癖を付けるところから始めていきたいと思います。

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