ファイルシステムをマウントしてみよう!~一時的なマウント編~

ファイルシステムをマウントしてみよう!~一時的なマウント編~

2016.06.29

前回のコラムでは、ファイルシステムの作成方法を紹介いたしました。 今回は、ファイルシステムのマウントについて紹介します。今回も、RHEL7 の環境で実行の流れをご紹介します。ファイルシステムのマウントは、RHEL (Red Hat Enterprise Linux)のコアの資格である、RHCSA (Red Hat Certified System Administrator) の資格取得にも必要な知識ですので、資格取得されたい方は実際に実行して確認してみましょう。

マウントとは

前回のコラムはこちらから。

Linux は、/ (ルート) ディレクトリを頂点としたツリー構造 の ディレクトリ構成 になっています。

ファイルシステムを / ディレクトリの一部となるようにすることを マウント といいます。マウントすると ファイルシステムにアクセス ができるようになります。また、ファイルシステムのバックアップやファイルシステムのメンテナンスを行うために使用しない状態にするためにマウントを解除することがあります。マウントを解除することを アンマウント といいます。
検証環境

今回、マウントを行うRed Hatのバージョンとカーネルは以下の通りです。

# cat /etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux Server release 7.0 (Maipo)
# uname -r
3.10.0-123.el7.x86_64

ファイルシステムの確認

ファイルシステムが存在しているかの確認は、blkid コマンド を使用します。

# blkid
/dev/vda1: UUID="9bf6b9f7-92ad-441b-848e-0257cbb883d1" TYPE="xfs"
/dev/vdb1: UUID="9073d3ab-2a98-41b4-970f-ab0f18ed820a" TYPE="ext4"
/dev/vdb2: UUID="bad80414-bc56-4bff-a289-5d9764190678" TYPE="xfs"

上記の結果より、/dev/vda1 と /dev/vdb2 には xfs ファイルシステム が存在しており、/dev/vdb1 には ext4 ファイルシステム が存在していることがわかります。/dev/vda は起動ディスクで使用中のため、今回は、/dev/vdb1 と /dev/vdb2 をマウント していきます。

マウント方法とその確認方法

マウント方法は以下の2つです。

一時的なマウント

mount コマンド を使用してコマンド実行時に手動でマウントを行う方法です。今回はこちらのみ解説いたします。

永続的なマウント

/etc/fstab ファイル を使用してOS起動時に自動的にマウントを行う方法です。

マウントの確認

mount コマンド、df –h コマンドの出力結果に表示

一時的なマウント詳細

マウントをするためには、使用していないディレクトリ が必要です。マウント時に接続ポイントとなるディレクトリを マウントポイント といいます

mountコマンドの入力形式 は以下の通りです。
# mount マウントするデバイス名 マウントポイント

一時的なマウントの実行例

/dev/vdb1は、/test1にマウント
/dev/vdb2は、/test2にマウント

# mkdir /test1
# mount /dev/vdb1 /test1
#
# mkdir /test2
# mount /dev/vdb2 /test2
#
# mount | grep test
/dev/vdb1 on /test1 type ext4 (rw,relatime,seclabel,data=ordered)
/dev/vdb2 on /test2 type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
#
# df -h | grep test
/dev/vdb1         93M  1.6M   85M    2% /test1
/dev/vdb2         97M  5.2M   92M    6% /test2

ファイルシステムの違いがあってもマウントの方法は変わりません。

アンマウント方法とその実行例

# umount マウントポイント

実行例

# umount /test1
# umount /test2

実行時にエラーがでなければ成功していますが、念のため、mountコマンドやdf -hコマンドの出力結果にでてこないことを確認します。

# mount | grep test
# df -h | grep test

まとめ

ここまでの流れをまとめると、以下のようになります。

# mkdir /test1
# mount /dev/vdb1 /test1
# mkdir /test2
# mount /dev/vdb2 /test2
# mount | grep test
/dev/vdb1 on /test1 type ext4 (rw,relatime,seclabel,data=ordered)
/dev/vdb2 on /test2 type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
# df -h | grep test
/dev/vdb1 93M 1.6M 85M 2% /test1
/dev/vdb2 97M 5.2M 92M 6% /test2
# umount /test1
# umount /test2
# mount | grep test
# df -h | grep test

mountコマンド で一時的にマウントしたファイルシステムは、実はこのままだと OSを再起動すると再度mountをするまで使うことができません。
OS再起動後に使い続けるようにするためには、永続的なマウントの設定 が必要です。そちらについては、次回ご紹介したいと思います。

これら全ての一通りの流れを実機を通して確認できるトレーニングもあります。体系的にストレージの管理を学びたい、サポートを受けながら実機操作をしたい、という方、ぜひチェックしてみてください。

トレーニングや資格試験について

以下に、Linuxのシステム管理のおすすめトレーニングをご紹介します。

システム管理が始めての方
Red Hat システム管理 I
・Red Hat システム管理 II 試験付き / コースのみ

Linux、UNIXを使用したシステム管理を1~3年経験したことがある方
・RHCSA 速習 試験付き / コースのみ

トレーニングなしで試験のみ受験したい方 ※試験は実技試験のみ
Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) 認定試験

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