花火とITの密接な関係

花火とITの密接な関係

今も昔も、夏の夜の風物詩といったら思い浮かぶものは一つですね。 寝苦しい布団と飛び回る蚊と戦う日々・・・ではなく、 浴衣や着物を着て、キンキンに冷えたビールを飲み、夜空を見上げながら花火を見る! これに限りますよね。 花火とIT、関係無さそうに見えますが、密接な関係があるのです。 新潟県の長岡市出身、花火をこよなく愛する私が書かせていただきます!

私の祖父は花火師

「あんなに連続で、音楽に合わせて、しかも綺麗に花火が上がるなんて、花火師さんって本当に凄いな・・・」
こんな風に思ったこと、みなさんありませんか?実は筆者も幾度と無くこういった感想を覚えました。

私の祖父は、その昔、仕事の傍らで花火師をしていました。

火薬である「星」を球状の「玉」に包む作業から、花火の発射台である「筒」の作成(しかも三尺玉の!) に携わっていたと聞きました。(本人は趣味でやっていた、と言っていましたが・・・)

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幼き頃の私:「じーちゃん!はなびって、じーちゃんたちが火をつけてるの!?こわくないの!?」

じーちゃん:「そいがぁやぁ、むかしは俺らが全部火ぃつけてたがーて!怖かったれぇ!だっけど、今は機械使って火ぃつけてがーよ!だっけ楽になったぃやぁ!」

訳:(昔はな、じーちゃん達がぜーんぶ火をつけてたんだ!怖かったぞ!でもな、今は機械を使って火をつけてるんだぞ!だから楽になったもんだぞ!)

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・・・今でもこのやり取りは鮮明に覚えています。

子供の頃は、凄いなぁ、としか思わなかったのですが、ITに従事するようになり、どんな制御が行われているのか興味が出てきました。

これが三尺玉!玉直径:88.5cm、重量:280kg、600mの高さに上がり、直系550mの花が咲く!

昔はどうやって打ち上げてたの?

恐らく皆さんが想像するのは「導火線に火をつけて射出する」というやりかたですよね。

これは主に、連続で射出する連発花火に使われる形式です。
では、単発の花火はどの様に上げられていたのでしょう。

いわゆるこういう形

あ、危ないよこれ!花火師さん危険すぎるよ、じーちゃん良く無事だったな!
調べてみて愕然としましたが、本当にこんな形式で打ち上げられていたそうです。
こんな危険なやりかただと事故にも繋がりますし、とにかく危ないので、時代の流れと共に機械制御に移り変わっていったのです。

ポイッと・・・どーん!!!

今はどうやって打ち上げてるの?

1:ボタンを押して、点火!

これは割と分かりやすい機械、電気制御ですね。非常にシンプルなので、ボタンを押す順番を間違えなければ、あるいは導火線が抜けていなければ安心です。

導火線を分岐させることによって、複数の筒に対して電流を流すことも出来るので、沢山の花火を一気に上げることも可能です。
ただ、打ち上げるタイミングは完全に花火師さんの指先ひとつに委ねられていますので、くしゃみなんてしてられないですね。

ボタンを押す→導火線に電流が流れる→筒内に点火→発射!

2:コンピュータで制御!

全てではありませんが、コンピュータで打ち上げるタイミングを決めることもあります。

それこそ昔は、単発の花火、連発の花火、大型の花火、と、ざっくり大別するとこんな種類しかありませんでしたが、ここ10年ちょっとくらいは「音楽とコラボレーションしている花火」や、「グラデーションを魅せる花火」、「複雑な射角とタイミングで上がる、幻想的な花火」など、非常に複雑な形で上がる花火があり、それら全てを花火師さんの指先で、というのはかなり困難です。

そこで、ITの登場です。なんと打ち上げ花火用のソフトウェアもあり、かなりグラフィカルにプログラムを行うことが出来るようになっています。ITって凄いですね。

基本的には、S/Wを使用し、打ち上げプログラムを作成、シミュレートし、点火用のソフトウェアと繋げ、安全確認の後にEnter!!で、花火があがります。

しかもこれ、Java がプラットフォームとなっているツールが多いそうなので、弊社のトレーニングを受講していただき、Javaを会得していただければ、ツールを使うことはもとより、ツール自体を作成する事も可能になるわけですね。

ワクワクしませんか?目の前の小さなPCを使って、夜空に大輪の花を咲かせることが出来るかもしれないなんて!
ドキドキしませんか?目の前の小さなPCを使って、何万人もの人に感動を与えられるかもしれないなんて!

「カチャカチャ・・・ッターン!」「よし、打ち上げタイミングはこれでいいな。」

筆者のお勧めは?

ずばり!新潟県長岡市「長岡まつり大花火大会」です!(地元愛)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B2%A1%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A

私の地元、新潟県長岡市では、毎年の8月2日と3日の日付固定で「長岡まつり大花火大会」が実施されています。
日本三大花火(新潟県長岡市、秋田県大仙市、茨城県土浦市)のひとつに数えられる花火で、古くは1879年に初回が開催された、由緒正しき花火大会です。

その後、空襲などの追悼もこめて1946年に長岡まつりと花火大会を同時に開催したのが現在の長岡まつり花火大会と呼ばれています。

ここ数年で、花火の規模、種類なども爆発的に増え、昨今では、

復興祈願花火「フェニックス」 2005年~

(信濃川の中洲、全長2km~3kmに及ぶ範囲での超々広範囲の花火。平原綾香さんの「Jupiter」と共に3分~5分、ずっと花火が上がりっぱなしで、約2,000発も上がります!首を動かさないと全体像がみられません!年々規模が大きくなってきています)

これがフェニックス!不死鳥のように!

「天地人花火」2008年~

(長岡の藩主であった直江兼続をモデルにした大河ドラマ「天地人」の放送を記念した花火。全長400メートル以上のミュージックワイドスターマインで、幻想的な音楽と光の競演が素晴らしいですよ!)

上記2つはIT制御で作成されている花火の代表格です。
(ほんとは沢山紹介していきたいのですが、書ききれなくなるのでやめておきます・・・。弊社にお越しいただき、私を捕まえていただければお話させていただきます・・・笑)

花火画像出展
長岡市デジタル写真館
http://nagaoka-pic.net/fireworks/fireworks-page.php?lv=060000

天地人花火!圧巻です

最後に

いかがでしたでしょうか?実はITってこんなところでも使われているんですよ!というところで、筆者の愛してやまない花火と掛け合わせて見ました。
今や私たちの生活では、知らないところでもITが活躍しているのです。
花火の制御方法にも使う事ができる Java など、さまざまな分野のIT知識、弊社で修得してみませんか?

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