ファイルシステムをマウントしてみよう!~永続的なマウント編~

ファイルシステムをマウントしてみよう!~永続的なマウント編~

2016.08.22

前回のコラムでは、mountコマンドを使用した”一時的なマウント方法”を紹介いたしました。 今回は、”永続的なマウント”について紹介します。今回も、RHEL7 の環境で実行の流れを紹介します。ファイルシステムのマウントは、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のコアの資格である、RHCSA(Red Hat Certified System Administrator)の資格取得にも必要な知識ですので、資格取得されたい方は実際に実行して確認してみましょう。

前回までのおさらい

前回のコラムはこちらから。

マウントとは

Linuxでは、/ (ルート)ディレクトリを頂点としたツリー構造のディレクトリ構成になっています。ファイルシステムを / ディレクトリの一部となるようにすることを マウント といいます。

マウントするとファイルシステムにアクセスができるようになります。また、ファイルシステムのバックアップやファイルシステムのメンテナンスを行うために使用しない状態にするためにマウントを解除することがあります。マウントを解除することを アンマウント といいます。

検証環境

今回、マウントを行うRed Hatのバージョンとカーネルは以下の通りです。

# cat /etc/redhat-release
 Red Hat Enterprise Linux Server release 7.0 (Maipo)
# uname -r
 3.10.0-123.el7.x86_64

ファイルシステムの確認

ファイルシステムが存在しているかの確認は、blkidコマンド を使用します。

# blkid
 /dev/vda1: UUID="9bf6b9f7-92ad-441b-848e-0257cbb883d1" TYPE="xfs"
 /dev/vdb1: UUID="9073d3ab-2a98-41b4-970f-ab0f18ed820a" TYPE="ext4"
 /dev/vdb2: UUID="bad80414-bc56-4bff-a289-5d9764190678" TYPE="xfs"

上記の結果より、/dev/vda1 と /dev/vdb2 には xfs ファイルシステム が存在しており、/dev/vdb1 には ext4 ファイルシステム が存在していることがわかります。/dev/vda は起動ディスクで使用中のため、今回は、/dev/vdb1 と /dev/vdb2 をマウント していきます。

マウント方法とその確認方法

マウント方法とその確認方法は、以下のとおりです。

  • 一時的なマウント
    mount コマンドを使用してコマンド実行時に手動でマウントを行う方法です。前回のコラムにて解説した範囲です。
  • 永続的なマウント ←今回のコラムはこちらのご紹介です
    /etc/fstab ファイルを使用してOS起動時に自動的にマウントを行う方法です。今回はこちらの解説をいたします。
  • マウントの確認
    mount コマンド、df –h コマンドの出力結果に表示

永続的なマウント

マウントをするためには使用していないディレクトリが必要です。マウント時に接続ポイントとなるディレクトリを マウントポイント といいます。

/etc/fstabファイルには、1行に1ファイルシステムを記述します。1行には6つのフィールドがあります。6つのフィールドの意味は以下のとおりです。

  1. マウントするデバイス名
  2. マウントポイント
  3. ファイルシステム名
  4. マウントオプション
  5. dumpコマンドのダンプ必要性
  6. fsck実行順

/etc/fstabファイルへの記述終了後、次のコマンドを実行するとファイルの内容を読み取った上でマウントされます。mount -a実行時にエラーがでなければ成功していますが、念のため、mountコマンドやdf -hコマンドの出力結果にでてくることを確認しましょう。

# mount -a

永続的なマウントの実行例

今回、それぞれのファイルシステムを次のようにマウントします。

  • /dev/vdb1は、/test1にマウント
  • /dev/vdb2は、/test2にマウント
# mkdir /test1
# mkdir /test2
# vim /etc/fstab
# cat /etc/fstab
#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Wed May  7 01:22:57 2014
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
 UUID=9bf6b9f7-92ad-441b-848e-0257cbb883d1 /                       xfs     defaults        1 1
 UUID="9073d3ab-2a98-41b4-970f-ab0f18ed820a" /test1 ext4 defaults 1 2
 UUID="bad80414-bc56-4bff-a289-5d9764190678" /test2 xfs defaults 1 2
#
# mount -a
# mount | grep test
 /dev/vdb1 on /test1 type ext4 (rw,relatime,seclabel,data=ordered)
 /dev/vdb2 on /test2 type xfs (rw,relatime,seclabel,attr2,inode64,noquota)
#
# df -h | grep test
 /dev/vdb1         93M  1.6M   85M    2% /test1
 /dev/vdb2         97M  5.2M   92M    6% /test2

最後に

OS再起動後にもファイルシステムを使い続けられるようにするためには、/etc/fstabファイルへ登録します。本当に再起動後も使える状態になっているかは、OSを再起動して確認してみてください。

これら全ての一通りの流れを実機を通して確認できるトレーニングもあります。体系的にストレージの管理を学びたい、サポートを受けながら実機操作をしたい、という方、ぜひチェックしてみてください。

トレーニングや資格試験について

以下に、Linuxのシステム管理のおすすめトレーニングをご紹介します。

システム管理が始めての方
Red Hat システム管理 I
・Red Hat システム管理 II 試験付き / コースのみ

Linux、UNIXを使用したシステム管理を1~3年経験したことがある方
・RHCSA 速習 試験付き / コースのみ

トレーニングなしで試験のみ受験したい方 ※試験は実技試験のみ
Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) 認定試験

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