【VMworld 2016 be_TOMORROW】in Las Vegas 参加体験記(前編)

【VMworld 2016 be_TOMORROW】in Las Vegas 参加体験記(前編)

仮想化業界をリードし続ける VMware 社。近年では、NSX や VSAN などの製品を中心に、ネットワークやストレージの仮想化を可能にし、Software-Defined Data Center や Public Cloud への展開を進めております。 そんな VMware 社の一年に一度の一大イベントである VMworld に参加してまいりました。 今回は前編ということで、会場の様子と General Session の様子をご紹介したいと思います。

いざ、VMworld 開催の地、ラスベガスへ

今回の VMworld に関しては アメリカ・ネバダ州ラスベガス での開催です。
ラスベガスまではロサンゼルスで国内線に乗り換え、12時間程の長い旅となります。

到着すると、ラスベガスは 35℃ の猛暑でした。しかし、それでも涼しいほうとのこと…。
普段は 45℃ くらいまで気温は上がるそうです。

ただ、日本と違い、湿度が低めなのでかなり過ごしやすかったりします。

空港に着いた瞬間、スロットマシーンがあったり、ホテルの 1階は必ずと言っていいほど、大きなカジノがあったり、カジノの街の洗礼を受けました。

VMworld の概要

今年はアメリカネバダ州ラスベガスにて、2016/08/28 – 09/01 の 5日間で開催されました。

Mandalay Bay Convention Center という大きな会場にて実施されており、会場は地下 1階 – 地上 3階までフロアがありとてつもなく広い会場となっておりました。今年の 来場者は 2万3000人、Solution Exchange (パートナーブース) は 220 ブース以上 となっており、日本の vForum とは桁が違う規模 でした。

そして、今年のテーマは
“be_TOMORROW”
これは、
明日(未来)に向けた戦略的な IT の準備を VMware が支援する

というキャッチーなフレーズとなっておりました。また、”be_TOMORROW” を実現するために Any (統合) といったキーワードも何度も耳にした記憶があります。

参考まで:VMworld 2016 の公式 URL は こちら 。(VMworld 2016 US)

左:会場となった Mandalay Bay Convention Center / 右:会場の広告 “be_TOMORROW”

 

VMworld で行われているとこ

VMworld では、基調講演である General Session だけでなく、様々なコーナーに分かれております。簡単にそれぞれのコーナーを紹介します。

  • General Session :
    Day 1 – 3 で 3回行われる、VMware 社の目玉や今後の方向性を発表する講演です。一番受講者が集まる講演となります。
  • Breakout Session:
    NSX や VSAN といった、細かいテーマごとに各スピーカーが内容を発表する場になります。
    General Session より具体的な内容が発表されます。
    1000 以上のセッションがありますので、受講するセッションを選ぶだけでも一苦労です。
  • Hands On Lab:
    こちらは、インターネット上に公開されている VMware 社の Hands On Lab と基本的には同様ですが、一般公開前の Lab をいち早く体験可能です。
    純粋に Hands On Lab を体験するコースと Workshop と言って、実際にトレーナーがついて Lab を体験する 2種類のコースがありました。
    実際に次の URL から体験可能です。VMware Hands On Labs
  • Solution Exchange :
    VMware とパートナーのベンダーが自社のサービスや商品を紹介しているブースです。
    ソフトウェアベンダやストレージベンダなど様々なベンダが 220以上のブースを出展しておりました。
  • VMware Shop :
    VMware グッズをたくさん売っているショップになります。
    VMware T シャツ、トレーナー、マグカップ、何でもありました。
  • VMware Village :
    まさに、VMware 村です。
    セッションやブース周りの合間の息抜きとして、卓球やビリヤードのゲームで遊ぶことができたり、ランチを食べることもできます。
    また、今年は IoT の展示も行われておりました。

会場の様子

 

盛り上がった General Session

それでは、ここからは、具体的な VMworld の内容をご紹介 していきます。
3回行われる、General Session において、一番注目度が高く、盛り上がるのは Day 1 の General Session となります。

その中で、CEO Pat Gelsinger 氏 が語られていた言葉が印象的でした。

すべてのビジネスプロセスが、クラウドやモバイルなどによって牽引される時代が訪れており、先進的な IT (パブリッククラウドなど) と旧態依然の IT (プライベートクラウドなど) が共存する時代が訪れている。

その状況の中で、IT 技術者に自由を与えるために Any Cloud, Any Application, Any Device というキーワードが打ち出されました。
つまり、どのクラウドでも、どんなアプリケーション、どんな端末でも IT 技術者はあまり意識することなく、同じサービスを提供可能にする という目的となります。

そんな General Session では、3回の中でその中で、以下のサービスが発表されておりました。

  1. Any Cloud
    VMware Cloud Foundation
    Cross Cloud Services
  2. Any Device
    Workspace one
    VMware Trustpoint
  3. Any Application
    VMware Photon Platform
    vSphere Integrated Containers

サービスの詳細については細かい部分には触れませんが、どのサービスにおいても、統合管理がキーワードになっており、管理のしやすさがテーマになっているように感じました。

General Session Day 1 の様子

 

Breakout Session に参加してみました

VMworld において、General Session では VMware 社の全体の動向をつかむことができます。
そして、Breakout Session はといいますと、細かいサービスの詳細やサービスの導入において気を付けるべきこと、トラブルシューティングなどの内容で実際に講義が行われております。

ただ、この Breakout Session、めちゃくちゃ数が多いのです。1000セッション以上あります。

内訳は以下の感じです。

Cloud Native Apps                 : 30 Sessions
DevOps                                 : 25 Sessions
End-User Computing             : 145 Sessions
Hybrid Cloud                         : 71 Sessions
Partner Exchange                  : 69 Sessions
Software-Defined Data Center : 721 Sessions !!
Technology Futures                : 34 Sessions

これを見るだけでも、SDDC (Software-Defined Data Center) の注目度が高いことがわかりますね。その中でも、ネットワーク仮想化の製品の NSX やストレージ仮想化の VSAN などは大人気で常に満員で立ち見が出るようなセッションが多かったように感じました。

私自身も、NSX / VSAN のセッションにいくつか参加させて頂きましたが、スピーカのプレゼント途中から、話をさえぎるような形で受講者の方が質問をしている場面が何度もあり、それだけセッションへの注目度が高い様子を感じることができました。

体験型のパートナーブースが多い

パートナーブース (Solution Exchange) では日本の vForum と違って、紙の資料を配布しているブースはあまり見かけませんでした。

その代わり、ブース内で体験型アトラクションがあったり、プレゼンテーションを行うシアターがあったりと資料を配って、持って帰ってゆっくり内容を確認するといった感じではなくその場で、体験、質問があればその場で質問するといったような流れのブースが多かったです。

体験型ブースの様子

 

Customer Appreciation Party もやっぱり規模が違う!

Customer Appliciation Party のライブの様子

こちらは、3日目の夜に開催される、Customer Appliciation Party の様子です。(決して、VMworld を抜け出してライブに参加したわけではありません。笑)

この Customer Appliciation Party ですが、会場の Mandalay Bay Convention Center を抜け出して、Las Vegas Motor Speedway を貸し切って 行われているんです!

写真では伝わりにくいですが、広いサーキット会場に真ん中ではアーティストのライブが行われておりました。
出演していたのは Capital Cities と Fall out boy とのことです。(私はあまり存じませんでした…。)
そのほかにも、レーシングカーの乗車体験や様々なゲームができたり、がっつり遊ぶ ことができます。

参加者への配慮

ラスベガスは日本よりも断然暑いです。9 月初めの平均気温は 40 ℃ほどとのこと…。
でも、会場の中に入ってしまうと、そんな暑さも忘れるくらい涼しい会場になっていました(むしろ少し寒いくらいです。)そのため、外の気温とのギャップで体調を崩さないように気をつけなくてはいけません。会場には水分補給がすぐにできるように、至る場所に水や Breakout Session の合間にはお茶やコーヒーなどが用意されておりました。うれしかったのは温かい飲み物もかなりそろっていることです。1日中会場にいると体も冷えてしまいますので、こういった温かい飲み物などはかなりありがたいと感じました。

また、日本の vForum と違い、会場がとてつもなく広いです。そのため、Breakout Session のたびに会場の移動で迷い、右往左往することも多々ありました。
その時に、”Ask Me” と書かれた T シャツを着た VMworld のスタッフの方がいたるところにおられて、一目で判断できるので、声をかけやすくて助かりました。

会場には WiFi も完備されており、スマートフォンのアプリなどもよく使っていました。VMworld App では会場の地図が出せたり、 1000 以上ある Breakout Session の一覧があり、今の時間帯にどのセッションが開催されているかが一目でわかりますので、参加される方は導入が必須のアプリかと思います。

VMworld アプリ

このように、参加者は多く会場規模も大きいですが、参加者が快適に過ごせるように多くの工夫が感じられました。

 

最後に

いかがだったでしょうか。細かい内容については書ききれませんでしたが、今回は VMworld の全体概要について書かせて頂きました。VMworld 2016 の雰囲気を感じてもらえますと幸いです。

後編では各サービスの概要など、もう少し詳細な部分にドリルダウンしていければと思います。ぜひぜひ後編も読んで頂けますと幸いです!

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