Newリリース!Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7 の新機能とその特長

Newリリース!Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7 の新機能とその特長

ついに JavaEE7 対応の Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7 がリリースされましたが、何が変わったのかをご紹介します。 また、Red Hat JBoss EAP のコースも EAP7 対応にリューアルされます!

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7 が カリフォルニア州サンフランシスコで開催された Red Hat Summit 2016 で発表されました。約4年ぶりのメジャーバージョン更新 となります。JavaEE 自体に大きな機能変更が無いため、機能的に大きな変更点はありませんが内部的なモジュールが大きく変更 されています。

メジャーバージョンの発表年表

JBoss EAP 5 : 2009/9/2
JBoss EAP 6 : 2012/8/1
JBoss EAP 7 : 2016/6/27

※JBoss EAP については、こちらのコラムをご覧ください。
JavaEEアプリケーションサーバをちょっと語るコラム

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7 の画面

EAP 7 新機能

以下に、EAP7 で 変更された新機能、改良された機能を紹介致します。

JavaEE7 への対応

EAP7 より正式に JavaEEの7バージョンに対応 となりました。

Undertow (Webサーバ)

新しい Web コンテナ が導入されました。100 万を超える接続環境や、最大のスループットとスケーラビリティーを実現するために設計された最新の NIO Web サーバ です。非ブロッキングハンドラー、ブロッキングハンドラー、従来のサーブレット、非同期のサーブレット、WebSocket をサポートしています。 HTTP2 もサポートしています。 また、ロードバランサーとしても使用できます。

ActiveMQ Artemis

新しいメッセージサーバ(MOM) である Active MQ Artemis が導入されました。HornetQ コードベースは Apache ActiveMQ プロジェクトへ寄贈され構築されました。既存の HornetQ との互換性 もあります。

Graceful Shutdown (正常なシャットダウン)

サーバサスペンドモード/正常なシャットダウン がサポートされました。新規のリクエストの受付を止め、既存のリクエストを処理してシャットダウンすることができます。

Offline CLI

サーバの設定を Offline 状態で変更が可能になりました。

Java 8 対応

JBoss EAP 7 では OpenJDK 8、Oracle JDK 8、IBM JDK 8、HP JDK 8 で動作のテストが行われています。

その他の新機能リスト

  • Logファイルのダウンロード
  • JCA / IronJacamar Tracer module
  • JGroups fully managed resource
  • Web Console
  • Log Viewer
  • Datasource Templates
  • Connection Pool フラッシュ操作
  • Model Browse の強化

※ ​リリースされた新機能及び改良された機能の詳細は、リリースノート をご覧ください。

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7 の画面

Deprecated (非推奨) ・置き換えられた機能

以下は、EAP7 で 置き換えられた機能 や、サポートされなくなった機能 の一覧です。

置き換えられた機能

  • Web Container JBoss Web (Deprecated) -> Undertow
    Webコンテナは Undertow に置き換わりました。
  • Messaging HornetQ (Deprecated) -> Active MQ Artemis
    HornetQ メッセージサーバは Active MQ サーバに置き換わりました。
  • Container Security PicketBox (Deprecated) -> Elytron
    コンテナセキュリティの PicketBox は Elytron に置き換わりました。
  • Remoting Object Request Broker JacORB (Deprecated) -> JDK ORB
    JacORB 機能は JDK ORB  に置き換わりました。
  • JDK 7 will not be supported (EOL by Oracle)  -> JDK8 , JDK9(community tests)
    JDK 7 は Oracle 社での EOL により、サポートされなくなりました。 JDK 8 or JDK 9 が必要となります。

サポートされなくなった機能

  • SAML Support PicketLink Federation  (Deprecated)
  • OSGi (TP in EAP 6)  (Deprecated)
  • EJB 2 Entity Beans (CMP)  (Deprecated)
  • JAX-RPC  (Deprecated)
    JAX-RPC はサポートされなくなり、代わりに JAX-WS でソリューションを提供されます。
  • JSR-88 (Deployments) Impl.  (Deprecated)
    JSR-88 サポートは限定的であった為、廃止されました。

更新された EAP 7 の管理コンソールを覗いてみる (1)

更新された EAP 7 の管理コンソール を覗いてみたいと思います。

基本のメニューは上部にあり、以前の EAP 6.4 と大きな変更点はないようです。ページの左サイドについている、メニューバーの部分に関して、EAP 7 では操作感が大きく変わっています。

EAP 6.4 では、左サイドのメニューバーから変更したい項目を選択すると、中央のコンテンツ領域から設定内容を変更できました。 EAP 7 では詳細な項目を編集する場合、1ページ階層が進み余分なメニュー項目の表示がなくなるようです。

この動作は好みにもよると思いますが、余分な操作項目が減ることで、より明確に機能設定 できます。

管理コンソールを覗いてみる その1

更新された EAP 7 の管理コンソールを覗いてみる (2)

各機能の階層化された詳細ページを見てみると、今までは CLI を使用して確認していた情報やオペレーションのリストなども確認できました。従来バージョンに比べて より多くの情報を管理コンソール上で確認することができ、便利 になっています。

以下の画像は Deploy した Web アプリケーションの詳細構造 を確認した画面です。

管理コンソールを覗いてみる その2

まとめ

EAP7 では、JavaEE7 対応とサーバの内部実装の変更 が大きな変更点です。エンドユーザ視点からは大きな機能変更は見られませんが、管理者視点で考えると 従来のバージョンより、より管理しやすく便利な管理機能追加が多く導入 されています。

また、OpenShift 3.2 では xPaaS で JBoss EAP7 に対応しました。OpenShift 環境を組み合わせることで、より柔軟に JBoss EAP 7 の環境を手に入れることができます。

現在、EAP7 ベースの Red Hat トレーニング の準備を進めておりますので、是非ご受講を検討頂ければと思います。

記事は、予告なく変更または削除される場合があります。
記載された情報は、執筆・公開された時点のものであり、予告なく変更されている場合があります。
また、社名、製品名、サービス名などは、各社の商標または登録商標の場合があります。