論理ボリュームを作成しよう(1) 「論理ボリューム用パーティションの準備」

論理ボリュームを作成しよう(1) 「論理ボリューム用パーティションの準備」

2016.10.26

前回のコラムまででは、パーティション上にファイルシステムを作成しマウントする流れを紹介してきました。今回は、論理ボリューム管理をご紹介します。 今回も、RHEL7 の環境で実行の流れをご紹介します。論理ボリューム管理は、RHEL (Red Hat Enterprise Linux)のコアの資格である、RHCSA (Red Hat Certified System Administrator) の資格取得にも必要な知識ですので、資格取得されたい方は実際に実行して確認してみましょう。

論理ボリューム管理とは

前回までの記事はこちらから。

論理ボリューム管理とは

論理ボリューム管理 (Logical Volume Manager, LVM) とは、複数のハードディスクやパーティションにまたがった記憶領域を論理的なディスクとして扱うことができる ディスクの管理機能 です。
論理ボリューム管理機能によって扱われる ディスクの管理単位 を 「論理ボリューム (Logical Volume) 」 といいます。

論理ボリュームを作成するまでの流れ

  1. 未使用のハードディスクかパーティションを準備する
  2. 物理ボリューム(Physical Volume:PV)を作成する
  3. ボリュームグループ(Volume Group:VG)を作成する
  4. 論理ボリューム(Logical Volume:LG)を作成する

今回は1の作成方法について紹介いたします。

1 未使用のハードディスクかパーティションを準備する

今回は、未使用のディスク /dev/vdb 上 に以下の要件で 2つのパーティションを作成します。

実行に使用するコマンド は fdisk です。
※ fdisk コマンド は、fdisk を学ぼう!(http://edu.jtp.co.jp/column/47)もご参照ください。

/dev/vdb1 100M タイプ:8e
/dev/vdb2 100M タイプ:8e

fdisk コマンドでパーティション作成

# fdisk /dev/vdb
 Welcome to fdisk (util-linux 2.23.2).

 Changes will remain in memory only, until you decide to write them.
 Be careful before using the write command.

 Device does not contain a recognized partition table
 Building a new DOS disklabel with disk identifier 0xa6c581d7.

 コマンド (m でヘルプ): n
 Partition type:
 p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
 e   extended
 Select (default p): [Enter]
 Using default response p
 パーティション番号 (1-4, default 1): [Enter]
 最初 sector (2048-20971519, 初期値 2048): [Enter]
 初期値 2048 を使います
 Last sector, +sectors or +size{K,M,G} (2048-20971519, 初期値 20971519): +100M
 Partition 1 of type Linux and of size 100 MiB is set

 コマンド (m でヘルプ): n
 Partition type:
 p   primary (1 primary, 0 extended, 3 free)
 e   extended
 Select (default p): [Enter]
 Using default response p
 パーティション番号 (2-4, default 2): [Enter]
 最初 sector (206848-20971519, 初期値 206848): [Enter]
 初期値 206848 を使います
 Last sector, +sectors or +size{K,M,G} (206848-20971519, 初期値 20971519): +100M
 Partition 2 of type Linux and of size 100 MiB is set

 コマンド (m でヘルプ): p
 Disk /dev/vdb: 10.7 GB, 10737418240 bytes, 20971520 sectors
 Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
 Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
 I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
 Disk label type: dos
 ディスク識別子: 0xa6c581d7

 デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
 /dev/vdb1            2048      206847      102400   83  Linux
 /dev/vdb2          206848      411647      102400   83  Linux

 コマンド (m でヘルプ):

fdiskコマンドでタイプ変更

 コマンド (m でヘルプ): t
 パーティション番号 (1,2, default 2): 1
 Hex code (type L to list all codes): 8e
 Changed type of partition 'Linux' to 'Linux LVM'
 
 コマンド (m でヘルプ): t
 パーティション番号 (1,2, default 2): 2
 Hex code (type L to list all codes): 8e
 Changed type of partition 'Linux' to 'Linux LVM'

 コマンド (m でヘルプ): p
 Disk /dev/vdb: 10.7 GB, 10737418240 bytes, 20971520 sectors
 Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
 Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
 I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
 Disk label type: dos
 ディスク識別子: 0xa6c581d7

 デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
 /dev/vdb1            2048      206847      102400   8e  Linux LVM
 /dev/vdb2          206848      411647      102400   8e  Linux LVM

 コマンド (m でヘルプ): w
 パーティションテーブルは変更されました!

 ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。
 ディスクを同期しています。
 #

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、fdisk のパーティション作成およびタイプ変更についてご紹介をしました。

次回はこの2つのパーティション を 物理ボリューム にします。

トレーニングや資格試験について

以下に、Linuxのシステム管理のおすすめトレーニングをご紹介します。

システム管理が始めての方
Red Hat システム管理 I
・Red Hat システム管理 II 試験付き / コースのみ

Linux、UNIXを使用したシステム管理を1~3年経験したことがある方
・RHCSA 速習 試験付き / コースのみ

トレーニングなしで試験のみ受験したい方 ※試験は実技試験のみ
Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) 認定試験

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