価値あるデータを活用しよう~「データ分析」と「レポート作成」のための3つの考慮事項

価値あるデータを活用しよう~「データ分析」と「レポート作成」のための3つの考慮事項

2016.11.09

みなさんは普段、各部署で大小さまざまな分析を行い、その結果を活用されているのではないでしょうか?今回は「データ分析」と「レポート作成」の基本をご紹介したいと思います。ビジネスにおいて価値ある分析をするためのツールの種類や、考慮事項などをご紹介します。

データ分析とは?

以前の コラム ではBusiness Intelligence の用語をご紹介しましたが、この中で行う作業の1つが「データの分析」 です。
分析 とは、「ある物事を分解して、それらを成立している成分・要素・側面を明らかにすること」 (ウィキペディア調べ) です。

本来の意味としては、現状把握のような意味合いですが、ビジネス上でデータ分析となると、物事の本質を見極め、そこから価値のある意味を見出したり、今後起こる事象の予測 をしたりすることなども含まれつつあると思います。

例えば、「小売業で今後の商品の売れ行き状況を予測し、そこから保持すべき在庫を減らす」「新規の商品開発において売れるであろう商品を検討する」「どのようなマーケティングキャンペーンを行えば新商品の売上を伸ばすことができるかを検討する」など、分析という言葉の意味やその行為も、幅広くかつ、奥深く変化 しています。

データを日々生み出している 業務システム も、昔は、 現状把握 (例えば、売り上げ情報からどんな製品/商品がどれだけ売れているのか)から、そのデータ間の相関関係を把握 したり(よく言われるのが、おむつを買った人は一緒にビールを買う傾向がある)、製品/商品の在庫 をなるべく持たないためにはどうしたらよいかの検討、 どんな製品が今後伸びていくかの予測 にデータ分析を行っています。

データ分析は企業にとって特別なものではありません。その分析を元にさまざまなビジネス上の判断をしていくことで 今後のビジネス上の戦略に利用していく ことができます。

レポート作成

さまざまな BIツールを使用して分析 の結果を共有する目的でレポートを作成したり、分析作業自体を行ったりするのはもはや ビジネス上不可欠な作業の1つ  になっています。

BIツールには様々な種類があります。いわゆる帳票の作成が得意な レポート作成ツール 、図やチャートがメインの 可視化ツール 、分析作業自体を行う 多次元分析ツール や統計手法などで分析を行う データマイニングツール など・・・。

ITに詳しくなくても手軽な操作感で使用できる、いわゆるセルフサービス系のツールが最近は増えています。また、クラウド上でBIを行うためのサービスもありますので必ずしもBIシステムを自社内に導入しなくてもクラウド環境で分析を行うことも増えつつあります。

分析のための基本

データ分析を行うための、基礎的な考慮事項 を紹介したいと思います。

分析やレポート作成を行う際に必要なこと1つ目は「目的を明確 にすること」です。
何を知りたいためにデータ分析を行うのか、レポートであればそのレポートの読者が何を求めているのかを必ず明確にします。

2つ目は「分析に必要なデータはなにかを明確 にすること」です。目的を達成するためにはどのようなデータが必要であるかを把握することが大切です。分析のデータには、『分析対象の数値』 と 『分析の切り口(分析の軸)』 がありますが、この分析の切り口を何にするかが重要です。また、選択する分析の手法によっては、 必要とされるデータが異なります。分析にとって適切なデータを選択することで分析の精度や予測の精度を上げることができます。

3つ目は「整理されたデータを使用すること」です。昨今の ビッグデータ のように、データは必ずしも構造化されたものばかりではなく、非構造データ も分析の対象になります。非構造のデータをある程度加工して不要な部分をそぎ落とすなど整理します。構造化されたデータも必要な項目のみにしたり、データ量を絞り込むことも必要です。
これは特にレポート作成する際に重要 です。

上記3つはごくごく基本の内容と思われるかもしれませんが、できていないことも多いかと思います。意味のある分析を目指して今一度見直してみてはいかがでしょうか。

最後に分析のための手法やスキル

より効率的かつ精度の高いデータの分析 を行うためには、先に紹介した基本的な考慮事項だけでなく、次のような知識やスキルが必要になります。

  1. 分析対象のビジネス/業務に精通すること
  2. 分析の手法(データマイニング手法、統計学)についての知識
  3. 論理的思考
  4. DBやデータ処理に関するITスキル

この辺りはまた別の機会に紹介したいと思います。

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