論理ボリュームを作成しよう(2)「物理ボリュームの作成」

論理ボリュームを作成しよう(2)「物理ボリュームの作成」

2017.01.18

前回のコラムまででは、論理ボリュームを作成するまでの流れ①をご紹介しました。今回は、「(2)物理ボリューム(Physical Volume:PV)を作成する」をご紹介します。今回も、RHEL7 の環境で実行の流れをご紹介します。論理ボリューム管理は、RHEL (Red Hat Enterprise Linux)のコアの資格である、RHCSA (Red Hat Certified System Administrator) の資格取得にも必要な知識ですので、資格取得されたい方は実際に実行して確認してみましょう。

前回のおさらいと論理ボリュームを作成するまでの流れ

「論理ボリュームを作成しよう」のコラムでは、論理ボリュームの作成方法についてご紹介をいたします。

  1. 未使用のハードディスクかパーティションを準備する
  2. 物理ボリューム(Physical Volume:PV)を作成する
  3. ボリュームグループ(Volume Group:VG)を作成する
  4. 論理ボリューム(Logical Volume:LG)を作成する

前回は1の論理ボリュームを作成する前に必要なパーティションの作成と設定をご紹介しました。

今回は 2 物理ボリュームを作成する(Physical Volume:PV) の作成方法について紹介いたします。

物理ボリュームとは

論理ボリューム用にデバイスを使用するためには、デバイスを初期化 する必要があります。
論理ボリューム用に初期化されたデバイスを 物理ボリューム( Physical Volume:PV ) といいます。

2 物理ボリューム(PV)を作成する

物理ボリュームは pvcreate コマンド で作成します。

pvcreateコマンドの入力形式は以下のとおりです。
# pvcreate デバイス名...

pvcreate コマンドの実行例

今回は、/dev/vdb1 と /dev/vdb2 を物理ボリュームにします。

# pvcreate /dev/vdb1 /dev/vdb2
Physical volume "/dev/vdb1" successfully created
Physical volume "/dev/vdb2" successfully created

 

物理ボリュームの確認

物理ボリュームの確認は pvdisplay コマンド で行います。
pvdisplayコマンドの入力形式は以下のとおりです。

# pvdisplay [物理ボリューム名]

pvdisplayコマンドの実行例

# pvdisplay
  "/dev/vdb2" is a new physical volume of "100.00 MiB"
  --- NEW Physical volume ---
  PV Name               /dev/vdb2
  VG Name              
  PV Size               100.00 MiB
  Allocatable           NO
  PE Size               0  
  Total PE              0
  Free PE               0
  Allocated PE          0
  PV UUID               tqXC6l-TUbq-xes7-ozi1-XKOQ-pcTN-VRE1O3

  "/dev/vdb1" is a new physical volume of "100.00 MiB" 
 --- NEW Physical volume ---
  PV Name               /dev/vdb1
  VG Name              
  PV Size               100.00 MiB
  Allocatable           NO
  PE Size               0  
  Total PE              0
  Free PE               0
  Allocated PE          0
  PV UUID               yfaGx0-eyOd-c5cE-pbpw-EJGm-JYPO-QaDwAA

物理ボリュームとなった/dev/vdb1と/dev/vdb2が出力されています。

最後に

次回はこの2つの物理ボリュームをボリュームグループにします。

これら全ての一通りの流れを実機を通して確認できるトレーニングもあります。
体系的にストレージの管理を学びたい、サポートを受けながら実機操作をしたい、という方、ぜひチェックしてみてください。

トレーニングや資格試験について

以下に、Linuxのシステム管理のおすすめトレーニングをご紹介します。

システム管理が始めての方
Red Hat システム管理 I
・Red Hat システム管理 II 試験付き / コースのみ

Linux、UNIXを使用したシステム管理を1~3年経験したことがある方
・RHCSA 速習 試験付き / コースのみ

トレーニングなしで試験のみ受験したい方 ※試験は実技試験のみ
Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA) 認定試験

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