Linux で、できることとできないこと

Linux で、できることとできないこと

2017.05.18

仕事柄、一部を除きほとんどの作業を Linux を使って随分経ちます。よく「Windows にある◯◯はできるの?」「Windows には◯◯というソフトがあるけど Linux ではあるの?」などと聞かれることがあります。今回は、Linux でも Windows と(ほぼ)同じことができますよという紹介です。

あなたの周りにある Linux

こんにちは、Linux が世に登場して20年以上経過します。その間に様々な進化を遂げてきました。Linux は PC はもとより、テレビ、レコーダなどの家電製品やロボット、携帯電話を始めとする電子機器に組み込まれ、今や台数の上では Windows を凌駕するほどになってきています。

そもそも、あの Microsoft 社が自社の Windows に Linux の機能をはじめから組み込むようになっているほどです。従って、Windows でできることは Linux でもできそうに思えてきますが、果たしてどうなのかちょっと見てみましょう。

※おことわり※
この記事は 2017/05 頃の情報を元に執筆しています。今後の情勢で将来的に、掲載されている内容が先方の意向などにより変更または削除される場合があります。また、Linux には様々なディストリビューションがありますが、基本的にRedHat 及び Fedora を中心に説明しています。使用するディストリビューションによっては、説明した内容が当てはまらない場合があります。Fedora にはWorkstation/Server/Cloud など、様々なエディションがありますが、特に指定がない限り Workstation ベースを対象にしています。

Web ブラウザがあれば何でもできる

昨今、ソフトウェアサービスはほぼすべてインターネット経由で提供され、そのほとんどが、Web ベースのサービスになりました。言い換えると、インターネットに接続できる環境と Web ブラウザさえあれば世界中のどこにいても、同じサービスが受けられるようになってきました。便利な世の中になったものです。

一例を挙げてみると、

  • Google に代表される メール、スケジュール管理、ストレージ、オフィスソフト
  • Youtube などの動画サイト
  • Dropbox, Amazon などのクラウドストレージ
  • Twitter, facebook などの SNS サービス

上記は基本フリーのサービスを挙げましたが、Office 365 などの有料のサービスも加えれば、ほぼ Web サービスで完結します。

違いは、搭載している Web ブラウザの違いかと思ってしまいますが、これも、微妙なマイナーバージョンの違いはあれど、firefox や Google Chromeなどのオープンソースの Web ブラウザを使用している限りでは、Windows も Linux もそれほど大差はありません。

いろんなサービスがあふれています

アプリケーションならどう?

以前から、LinuxやUnixは業務用途で使用されてきました。従って、業務用ソフトウェアにおいてはWindowsと遜色なくむしろ、Linuxや Unixでしか動作しないソフトウェアも多々存在しています。翻って、ユーザ向けとしてのソフトウェアはどうかというと、まだまだ Windows と比べて、対応しているものとそうでないものがあったり、対応していても Linux でのバージョンが幾分古かったりするものもあるのは事実です。それでも、以前に比べると大分環境が整備され Linux ユーザにとっては嬉しい状況になってきています。

主なものを以下に挙げてみます。URL は現時点でのダウンロードリンクです。ディストリビューションによっては、パッケージ化されているものがあるかを先に確認したほうがいいかもしれません。

fedora での確認コマンドは、こちらです。

$ sudo dnf search <検索ワード>

なお、残念ながら筆者は業務でも個人的にも、画像、動画編集やDTM、ゲームなどはしない(できない)ため、その分野のソフトウェアは疎いです。なので、紹介するソフトウェアにかなりの偏りがあるのはご容赦ください。

Linux対応アプリケーション例

これらと、先の Web サービスを組み合わせると、クライアント用途としては概ね Widnows と遜色なく使用できます。

fedora でいろんなアプリケーションを開いて操作しているの図

苦手なところもまだまだあります

主なところで Linux には iTunes はインストールできませんので、iPhone を使用している場合は Windows や Mac を使用する必要があります。その他、オフィスソフトの対応も Liber office などがあるとはいえ、Microsoft 社の office ソフトと完全に互換があるとはまだ言いがたいです。

また、基本的にトラブルシューティングは自力で行う必要がありますので、ある程度の IT スキルのある方向けのシステムになってしまうことは今のところどうしても避けられません。

それぞれの特長を把握した上で、快適な Linuxライフを送って欲しいと筆者は常々思っています。

おわりに

今後も筆者は、Linux について少しでも興味を持ってもらえる方を増やすため、いろいろな角度から Linux を紹介したいと思います。

弊社では Red Hat 社のトレーニングを毎週開催しております。Linux の基礎から、Openstack などを始めとするクラウド、仮想化、ストレージなど 多岐にわたって展開しております。 コース内容やスケジュールについては、弊社教育部のWebサイトをご覧ください。

弊社教育部Webサイトはこちら

また、ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせください。Linux のご興味のある方を応援しています。

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