SNS運用担当が知っておきたい3つのこと (1)効率の良いフォロワーの獲得方法
2019.12.02
2019.12.02
「企業のファンづくり」ができるSNSマーケティング。しかし、SNSはアカウントを作った後の運用で、「良いアカウント」になれるかどうかが決まります。今回は、SNSアカウント開設後の、どのようにフォロワーを増やしたらいいのか?を、TwitterとInstagramの特徴に注目しながら、ご紹介します。
今や企業のマーケティングにおいて、重要なチャネルの一つであるSNS。多くが企業が、自社や商品の情報を発信を行っています。
SNSの最大の特徴が、ユーザーに対してダイレクトへ情報を届けることにより、「企業に対するファン化」を期待することが出来ることでしょう。しかし、ファンを増やす&つなぎとめるためのSNSアカウントは、アカウントを運用し続けることが非常に重要です。
運用担当者(よく「中の人」とも言われますが)には、ただ投稿をしていくだけではなく、「ファンを作る」ための様々なアクションを行い続けることが必要です。
主に次の3点が挙げられます。
本連載では、「効率の良いフォロワーの獲得方法」を、SNSの特徴と共にご紹介します。
SNSアカウント開設後によくある運用担当者の課題に、「SNSアカウントを開設したものの、周知が難しくフォロワー数が思うように増えない」というものがあります。
「ファンを作る」ためのスタートライン、それが多くのフォロワーを獲得すること。一定数のフォロワーがいないと、投稿をしても反応を得ることも、それが拡散されることもありません。
しかしながら、SNSによって、フォロワーの特性も異なり、媒体ごとに合ったアクションを取ることが必要です。
今回は、SNSマーケティングで代表的な「Twitter」「Instagram」について、見ていきたいと思います。
Twitterは、ユーザーは自身の素性を隠し、匿名にて情報の発信や収集をすることが可能な媒体です。
Facebookなどの実名アカウントと違い、匿名アカウントの場合はユーザー自身がどのようなアカウントとの繋がりがあるのかを他人に知られても気にならないという特徴があります。
この特徴から、企業アカウントのフォローも他媒体に比べ障壁が低いことがいえます。
2019年のデータでは、企業アカウントをフォローしているTwitterのユーザーは50%を超えており、企業アカウントが最もフォロワーを集めやすい媒体です。
フォロワー数を増やすには、情報拡散性の高い「フォロー&リツイートキャンペーン」や「インスタントウィンキャンペーン」の展開が最も費用対効果が高いです。
ユーザーにプレゼントする景品は、自社の製品やサービスだけではなく、Amazonギフト券などの金券を利用することができ、またこの場合のほうが拡散性が格段に向上することがあります。
Twitterでは、まずは面を拡げることが大切。キャンペーンを有効活用して、まずはとりあえずフォローしてもらう、ということが有効と言えるでしょう。
後述のInstagramに比べると、投稿も手軽に行うことができ、アカウントも運用しやすいメリットがありますが、「捨てアカウント」(捨てアカ、捨て垢)と呼ばれる、一人のユーザーがいくつもアカウントを持っているケースも少なくなく、「休眠アカウント」と呼ばれる、ほぼ使われていないアカウントが大量にあることが話題になったりもしています。
つまり、キャンペーン目当てのみで使われているアカウントが当選し、本当のファンや拡散力のあるユーザーにキャンペーンの恩恵が届きにくい…という現状も起こりえるのです。
写真や動画に特化したSNSである、Instagram、通称インスタ。Instagramユーザーは、アカウントや投稿に対し「何かしらの要因に共感」できる場合にフォローをするということが特徴です。
ブランドや画像が綺麗で「見ていてワクワクする、落ち着く」といった感情に訴えかける要因や、「見ていて参考になる」といった実益的な要因等、様々あります。
要因に当てはまればフォロワーを獲得することが出来ますが、当てはまらなければスルーされてしまいます。
しかしながら、「とりあえず面を拡げるTwitter」とは異なり、Instagramでは、「興味を持っていないユーザーでもとりあえずフォロワーになってもらう」という働きかけは、あまり重要ではありません。
大切にしなければならない点は、フォロワーになってくれたユーザーに対し強固な関係性を構築することです。
新規のフォロワーをInstagramで獲得するには、見込みユーザーに対し自動的にフォローかけにいくツールなどを運用することや、ハッシュタグを活用したフォトコンテストキャンペーンなどの開催が効果が高いです。
Twitterのように簡単にリツイートしてもらうだけではなく、ユーザーにも投稿をしてもらい、参加をすることによって好きになってもらう、参加型の働きかけが、共感を呼ぶポイントでもあります。また、ユーザーの投稿は「UGC (User-Generated Content)」として、貴重なコンテンツにもなります。
UGCについては、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
「作ってもらう」コンテンツ・マーケティング、UGC (User-Generated Content)を考える
まずはユーザーとの強固な関係性を構築するため、相互フォローを構築することを意識しましょう。
その他にも、効率の良いフォロワーの獲得には、キャンペーンやツールが必要となります。SNS企業アカウントを開設する前や、開設した直後は、企画やそれらのツールのコストが発生するものと考えておいたほうが良いでしょう。
せっかく増やしたフォロワー。しかしながら、注目されたキャンペーンなどによって、いわゆる「バズる」(buzz=がやがやと盛り上がる、つまりネット上で話題になる)ことに成功し、爆発的にフォロワーが増えたとしても、それが終わったあとに、急激にフォロワーが減ることがあります。
いわゆる「フォロー外し」や「アンフォロー」と言われますが、バズったあとにも、ユーザーによって有益な情報(新商品はセールの情報等)や、共感を呼ぶ投稿を、定期的に行うことが大切です。
特にInstagramでは、「共感を呼ぶ」ことが重要な要素であるため、アカウントには、洗練されていて一貫性があることが求められます。投稿の頻度や、内容、アカウントページから並べてみたときのサムネイルの見栄えなど、考えなければならない要素は尽きません。
ここまで、まずはSNSアカウントを開設し、その後どのようにフォロワーを増やしていけばよいのか、ご紹介をいたしました。
次回は、フォロワーとの距離を近づけるためのコミュニケーションについて、ご紹介したいと思います。
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