画像検索で変わる消費者行動 ~画像認識AIエンジンとECサイト~

画像検索で変わる消費者行動 ~画像認識AIエンジンとECサイト~

AIの活用が進む中、ECサイトでは「画像認識」を使った画像検索によって、新たな消費者体験が生まれてきています。今回は、アリババ社の事例とAIエンジン「Image Search」に注目し、ECサイトのAI活用を紹介します。

画像認識 × ECサイト

今やAI(人工知能)の活用は身近なものになりつつあり、スマートフォンのアプリなどで日常的にAIのお世話になっている、という場面も増えてきました。AIと一言でいっても、1つのAIがなんでもできるわけではなく、データや分析の対象によって「自然言語処理」「画像認識」「音声認識」等、カテゴリが分けられます。

今回はECサイトでの事例とともに、「画像認識」がどのように活用されているのか紹介いたします。

アリババが運営するECサイト 「淘宝(タオバオ)」

中国のEC大手・アリババ社。自社で運営するECサイト「天猫(Tmall)」や「淘宝(タオバオ)」において、アリババクラウドの画像認識AI「Image Search」を導入しています。

サイト内で購入したい商品の検索を行う際、画像(写真など)をもとにした検索を可能にすることで、スムーズでストレスのない購入体験・サービス体験を実現しています。

そして、日本国内で「Image Search」の販売を手掛けるSBクラウド株式会社によると、タオバオでは毎日1,700万人以上が画像検索を利用し、導入による成約率が15%向上したといいます。

参照URL:https://www.sbcloud.co.jp/entry/2018/07/12/0712press/

Image Search について

「Image Search」は、アリババグループが独自に開発した、マシンラーニング(機械学習)やディープラーニング(深層学習)を活用した精度の高い画像検索エンジンです。自社のECサイト等、画像検索を活用するサービスに利用することができます。

企業は画像データを「Image Search」上に登録するだけで、商品を識別するラベル(タグ)が自動で付与され、精度の高い画像検索機能をECサイトや写真共有サイトなどに簡単に実装することができます。

画像検索導入の消費者行動の変化

画像検索を行うことで、消費者行動にはどのような変化が起こるのでしょうか?また、以下のような消費者行動の変化が出てきます。

画像検索 導入前と導入後の消費者行動

【画像検索導入前】
ネットで商品を探す際に、テキスト検索を行い、欲しい商品が見つかるまで繰り返し検索する。
→欲しい商品に中々たどり着かないといった、いわゆる「検索疲れ」が生じてしまうことが多い。

【画像検索導入後】
ユーザーがECサイト上で自分の欲しい商品の画像を撮影すると、リアルタイムで類似の商品情報が提示され、気に入った商品があればその場ですぐに購入手続きが出来る。
→直感的に欲しい商品へたどり着くことができ、スムーズな購買に繋げることが可能。

今やECサイトが乱立していることもあり、検索疲れがそのままサイト離れ・顧客離れにつながることもあるため、画像検索による検索体験の改善はとても重要なポイントです。

協調フィルタリングから、より購入行動へ結びつけるレコメンドへ

これまでのECサイトは、ユーザーの行動履歴を蓄積し、あるユーザーと嗜好の類似した他のユーザーの情報を用いてレコメンドする「協調フィルタリング」機能しか持ちませんでした。この「協調フィルタリング」はユーザーの行動データに基づく推論の為、一定量の取引実績がない(データの蓄積量が少ない)と、レコメンド機能が充実しないという問題があります。

それに対し、画像認識を活用した画像検索を行うと、ユーザーのアップロードした画像から、ぴったり合う商品だけでなく、デザインの似た商品を複数提示することができます。これにより、「協調フィルタリング」で課題であったデータ蓄積量の不十分さをカバーし、また、スムーズな検索体験による検索疲れの解消が実現できます。また、まだ具体的ではない「こんな感じのものが欲しい」といった曖昧なニーズを拡大して、購入へつなげることができます。

このような形で、ECサイトへの画像検索の導入は競合サイトとの差別化を図り、顧客満足度の向上に有効に働いています。

画像認識を活用したサービス

ここまで、アリババ社の例をまじえ、画像認識(AI)を上手く活用し、収益に繋げている方法をご紹介させていただきました。

レコメンドアイ

日本サード・パーティ(JTP)のThird AIでは、Image Search等の画像認識AI技術を活用したサービスを提供しております。

レコメンドアイは、画像によって商品検索を行うことができるサービスで、カテゴリー認識、被写体検出、特徴検出、画像データの追加学習を行うことができます。ECサイトにおける推奨商品検索や、実店舗における商品在庫確認など、目的に応じた活用が可能です。

詳しくは、下記をご覧ください。
https://recommendai.jtp.co.jp/

お問い合わせはこちらまで
https://ai.jtp.co.jp/form.html

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