進み続ける技術と、変わり続ける「求められるエンジニア像」

日本サード・パーティ(JTP)が歩んできた30年の年月の中で、企業とITの関係性は大きく変わり、今やクラウドの活用が急速に進み、「モノを持たない時代」となりました。

クラウドの一般化によって、企業にとって「ITを使う」ことに対するハードルが低くなり、今までにないビジネススタイルを実現できるようになりました。そのため、企業は「ビジネス課題を、ITを利活用することでどのように解決できるか」「ITを使っていかにビジネスを発展できるか」といった、よりビジネスに入り込んだ課題解決の必要性を感じています。

そこで、JTPは「顧客に寄り添うイネイブラー」として、技術のみならず、ビジネス課題を解決できる能力を備えた人財が必要であると考えています。顧客の課題は、ITとビジネスが強く結びつき、これまでの、コンサルティング企業、システムインテグレーターが別々に顧客に入り込んでいく方法では、顧客の真の課題は解決できません。そのため、JTPは「イネイブラー」として、ビジネス課題から技術課題を一貫して解決できる存在となるべく、ITスキルのみならず、ソフトスキルのスキルアップも積極的に取り組んでいます。

今回の特集では、JTPの考えるこれからのエンジニア像「イネイブラー」と、JTPの取り組みについてご紹介します。

JTPが考えるこれからのエンジニア

JTPのエンジニアの技術への取り組み

社員が自発的に、技術を習得し続ける文化が育まれています

JTPは、技術サービスを提供する企業として、社内のエンジニアの継続的なスキルアップに注力しており、社員が自発的に習得し続ける文化が育まれています。会社主導による技術研修以外にも、社員主催の技術勉強会、もくもく会、アイデアソンが定期的に開催されています。また、最新のテクノロジーに触れられるよう、社員を積極的に国内外のカンファレンス・イベントに派遣しています。

JTPのエンジニアの技術への取り組み

最新テクノロジーに触れる、JTPのエンジニア達

Microsoft HoloLens

ユーザに今までにない体験と認識をもたらす次世代のコンピュータ

HoloLens は、マイクロソフト社が販売しているMR(Mixed Reality = 複合現実)を実現するホログラフィック・コンピュータです。MR とは、デバイスを通して現実と仮想現実がミックスされた空間と体験を作り出すテクノロジーです。VR(Virtual Reality = 仮想現実)は仮想空間に入り込むことに対して、MR は、現実の空間に仮想のオブジェクトを3D ホログラムとして配置し、それらを実在するかのように触ったり、動かしたりすることができます。HoloLens には、3D スキャナが搭載されており、壁、床、天井など現実の空間を認識します。そのため、壁を壊す、仮想のボールを壁に向かって投げると跳ね返ってくるなど、実際の環境に即したレスポンスを再現することができます。また、HoloLens を通して配置された仮想のオブジェクトは、ユーザ自身の実際の動きに追従します。さらに、仮想オブジェクトと、そのレスポンスは、複数のユーザと同時に共有することできます。このように、実際の環境とユーザの動きを反映することで得られる高いリアリティが、HoloLens の特長です。

  • Microsoft HoloLens
  • Microsoft HoloLens
  • Microsoft HoloLens

HoloLens は、天才エンジニアとして知られているマイクロソフトのテクニカルフェロー アレックス・キップマンが中心となって開発されました。キップマンは、Xbox Kinect の開発で知られています。彼は、今までのコンピュータやスマートフォンでは、ディスプレイという2 次元の制約に縛られていると指摘しており、HoloLens は、ユーザを2 次元の制約から解き放ち、今までにない体験と認識をもたらす新しいコンピュータであると語っています。
HoloLens は、すでに、製造業、サービス業、医療、建築など様々な業界で利用が始まっています。設計したオブジェクトを実際に空間に配置して体験する、航空機のエンジンを再現して、実機と同等の環境で保守点検のトレーニングを行う、実際の保守作業中の空間に情報を表示させる、設計段階の建物を実寸で体験するなど、HoloLens は全く新しいアプローチで様々な問題を解決し、新しいサービスを生み出しています。HoloLens は現在、視野角が狭い、HoloLens本体が高価などの課題もありますが、これらは、今後、実用が進む中で解決されると思います。何よりも、新規事業を担当するエンジニアとしては、世界を変えるデバイスにいち早く触れ、「新しい技術」と「お客様の業務」を掛け合わせて未来に何ができるかを考えることが重要です。

中川 隆男

中川 隆男
新規事業開発本部
IoT・AIソリューション
シニアテクニカルマネージャ


Raspberry Pi

個人でも手軽にIoTを実現できる、小型のコンピュータ

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、教育現場において、プログラミングやデバイス制御の学習目的で開発された名刺サイズの小型コンピュータです。クアッドコアのCPUを搭載した最新モデルでも、6000円前後で安価に入手することができ、様々な周辺機器や電子部品と組み合わせて、電子工作やプログラミングを楽しむことができます。
まず、汎用のLINUXが動くため、モニターやキーボードを繋いで、小型のパソコンとして利用することができます。Wi-Fiを標準で搭載したモデルもあるため、インターネット接続も可能です。もちろん、サーバとして利用することができます。

  • Raspberry Pi
  • Raspberry Pi
  • Raspberry Pi

また、Raspberry Piには、GPIOと呼ばれる汎用の入出力ポートがあり、センサーやスイッチ、LED、モータ、オーディオなど、様々な電子回路を接続することができ、Pythonなどのプログラミングによって手軽に制御することができます。
さらに、消費電力が低く小型で携帯性が高いことから、電子工作をIoTとして応用することができます。Raspberry Piは、マイクロUSB端子からスマートフォンのバッテリーでも十分に電源を取ることができます。
Raspberry Piのプログラミングの醍醐味は、むき出しの基板を見ながら、ハードウェアを生で感じられることです。もちろん、日々の業務では、クラウドコンピューティングのサービスとしての利用が進み、ハードウェアを直接、目にする機会がほとんどありません。ハードウェアを全く知らないエンジニアも増えています。とは言え、エンジニアたるものハードウェアを含めて、ITインフラの上から下まで理解しておくことが重要です。
Raspberry Piを使ったプログラミングや電子工作にトライして、ぜひ、ハードウェアを直接、感じてください。

伊藤 好宏 の執筆記事

伊藤 好宏

伊藤 好宏
ICT ソリューション事業部
ミッションクリティカルソリューションセンター
シニアテクニカルマネージャ

APN Consulting Partner

最新の社内の育成の取り組みご紹介「AWS祭り」

AWSソリューションアーキテクトの社内資格取得者
アソシエイト100名以上、プロフェッショナル10名以上達成!

JTPでは、社内のAWSソリューションアーキテクトの取得者アソシエイト100名以上・プロフェッショナル10名以上を目指した「AWS祭り」を行い、社員の資格取得をサポートしました。

「AWS祭り」について

AWSの「ソリューションアーキテクト」という資格は、クラウドそのものの知識に加え、クラウドの環境に置いて、最適なシステムの構築をするための、解決方法を提案できる能力が問われます。また、「クラウドそのもの」においても、クラウド環境上における様々な要素技術(ネットワーク、ストレージ、データベース、セキュリティなど)の知識を持っている必要があり、ITインフラストラクチャへの幅広い理解が必要です。
その資格を取得するにあたり、AWS社によるトレーニング、実践を想定したブートキャンプの他に、社内で資格取得に向けて勉強会の開催を行いました。勉強のポイントや受験の際のコツなど、社員内でも積極的に情報交換が行われ、互いに応援しあう雰囲気が生まれ、徐々に取得者が増えていきました。

今後について

国内のクラウド市場規模は、2015年で1兆円程度と言われていますが、2020年には3兆円規模にまで膨らむと言われています。また、そのクラウド市場の4割をAWSが占めています。今後は、この「AWS祭り」で蓄積したAWSの知識や環境構築のノウハウを、現場で活かし、またその現場で得たノウハウを結集していくことで、お客様のクラウド活用支援とともに、社員のエンジニアとしてのさらなるスキル向上に取り組みます。

AWS祭り

岡本 拓也

岡本 拓也
ICT ソリューション事業部
ミッションクリティカルソリューションセンター
プロジェクトマネージャ

仮想化技術を中心に、技術・キャリアの幅を広げた後、社内でいち早くAWS技術に注目し、ソリューションアーキテクト アソシエイト資格を取得。アメリカ・ラスベガスでのre:Invent2015の参加後には、「AWS 理解度チェックコンテスト」を社内で企画し、興味関心を促した。「AWS祭り」にて、社員の技術習得をバックアップ。社内の情報展開やフォローなどに尽力した。

JTPのこれから

Connect to the Future ― 変化の時代の中で求められる「イネイブラー」として、顧客の未来を繋いでいく

これまで、ITの世界では、数え切れないほどの技術が生まれ、また、以前は想像もできなかったような技術が、今や当たり前に使われるようになりました。
技術が進み、変化したことによって、ビジネスのスタイルや働き方も大きく変わり、単純な作業から解放され、生産性を向上することができるようになりました。そして、これからも変わり続けていくでしょう。社会や生活は、技術によって、もっと豊かに、そして自由になれるのです。

とはいえ、一方では、まだユーザだけで技術を完全に使いこなすことは、困難が伴います。JTPは、そういったユーザに寄り添い、技術で抱えている課題やしがらみから解放したい。その思いから、顧客に寄り添って課題を解決する「イネイブラー」が、これからのエンジニアのあるべき姿であると考えています。

顧客を技術のしがらみから解放するためには、まずは我々が最新の技術を知らなくてはならない。そして我々は、得た技術を提供することで、顧客の理想を実現可能にする。しかし、我々の手によって顧客の理想が実現しても、それがゴールではありません。顧客が、顧客の手でその理想を実現し続けられるように支援することが我々のやるべきことなのです。

2016年より我々がメッセージとして掲げている「Connect to the Future」。「the Future」とした意味は、「顧客それぞれの未来を、JTPが繋いでいく」といった思いが込められています。我々が技術力で、そんな顧客の理想を実現できる社会を目指します。

そのために、これまで30年間貫いてきた「まずJTPが技術の先頭に立ち、技術力で顧客の課題を解決する」という姿勢は、揺らぐことはありません。そして、その中心には、いつも「まず自分がその技術を学ばなければならない」と考えるJTPのエンジニアがいます。我々は、顧客が求める「エンジニア集団」として、これからも技術の最前線に挑み続けます。

森 豊
代表取締役社長

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日本サード・パーティ株式会社 マーケティング室