超音波診断装置のデモ機やサプライ品・代替機の管理、センドバック修理、保守点検、コールセンターのアウトソーシング
富士フイルムメディカル株式会社が提供するSonoSiteシリーズは、優れた携帯性に合わせて、患者への身体的負担が少ない検査が可能なことから、近年、国内でも普及が進んでいる携帯型の超音波診断装置です。SonoSiteシリーズは、独自技術の画像処理回路により小型化と高精細な画像を実現しており、在宅医療や救急現場をはじめ、幅広い診療科で利用されています。
JTPでは、東京テクニカルラボセンタを拠点として、長年に渡りSonoSiteシリーズに特化したサポートを提供しており、修理・点検などの技術サービス、エンドユーザ向けのヘルプデスクを始め、修理パーツやサプライ品、代替機の在庫管理、そしてデモ機の運用管理を通して営業活動を支援しています。
今回は、営業としてJTPとの体制構築に関わられてきた北川和彦氏、主にロジスティクスでの連携を担当されている中山純子氏にお話を伺いました。
富士フイルムメディカル株式会社
本社所在地
東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
事業内容
医療用情報ネットワークシステムや医療用診断システムなどの日本国内への販売と技術サービスの提供


北川 和彦 氏
富士フィルムメディカル株式会社 内視鏡・超音波事業本部 超音波事業推進部 販売グループ 東京・南関東地区担当 マネージャー
「SonoSiteシリーズは、日本での立ち上げ時は小規模の組織で、メンバーは営業が中心だったため、サービスやバックオフィス業務をアウトソースする必要がありました。小規模のスタートアップの際には、十分な社内リソースもありませんし、投資に対しても非常にシビアですから、専門的な業務のアウトソースは非常に重要です。現在では、長年に渡るサポート実績から、様々なデータが蓄積されているため、継続的にサポートをお願いしています。」(北川氏)

中山 純子 氏
富士フィルムメディカル株式会社 内視鏡・超音波事業本部 超音波事業推進部 企画グループ
「JTPにはSonoSiteシリーズのサポートに関する様々なデータが蓄積されています。これらデータは、単なる履歴ではなく、社内の業務においても、意思決定の判断材料となります。例えば、修理履歴や故障箇所・部品の管理情報は、在庫となる部品を仕入れる際の適正量を判断する上で非常に重要です。また、JTPには、デモ機の運用管理をお願いしていますが、デモ機の稼働率は営業的に重要な指標になっています。」(中山氏)
「ヘルプデスクには顧客の声が集約されていますが、これらの情報を元に、製品のリニューアルやアップセル・クロルセルなど新しいビジネスチャンスに繋げることができます。そのため、サポート業務は、今や、サービス部門のアウトソースによる効率化だけでなく、営業への貢献という部分でも重要な役割を担うようになっています。今後も、業務を通して蓄積されたデータを、より戦略的に活用したいと考えています。」(北川氏)
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